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NAS / King's Disease

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NASの去年出たアルバム。NASは2012年の「Life Is Good」以来ちゃんと聴いていなかったのですが(2013〜17年はアルバムをリリースしなかった)、今回、けっこういいという話を聞いて聴いてみたらけっこうよかったです。 NASくらいの大物になれば、どんどん豪…

Oh Wonder / 22 Break

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ロンドンのエレクトロポップ・デュオのOh Wonderの4枚目のアルバム。Oh Wonderは2ndから聴いていてずっといいなと思っていましたが、このアルバムで一段と化けた感じですね。 まず、2曲目の"Down"は、いかにもOh Wonderらしいポップソングで、ちょっと往年の…

Little Simz / Sometimes I Might Be Introvert

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UKの女性ラッパーLittle Simz(リトル・シムズ)のアルバム(たぶん4枚目)。すでに前作で高い評価を得ており、女優としても活躍したりしているらしいですが、今回初めて聴きました。 とりあえずオープニングナンバーの"Introvert"を聴いたほしいのですが、…

Kanye West / Donda

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Kanye Westのニューアルバムは何とトータル1時間49分。 ここまで来ると、アルバム1枚の印象を語るのは無理ですね。買ってから1月くらい経つのですが、いまだにアルバム全体の流れというか、ここで盛り上がってここは心地よくみたいなポイントがつかめない。…

Low Roar / maybe tomorrow...

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アイスランド出身のバンドLow Roarの5枚目のアルバム。 このLow Roarに関しては、3rdアルバムに収録の"Don't Be So Serious"が、小島秀夫がつくったゲーム「デス・ストランディング」のOPに使われていて、それで知っている人もいるかもしれません。 ゲームは…

The Antlers / Green to Gold

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The Antlersはニューヨークのブルックリン出身のインディー・ロックバンド。2006年デビューで、これがおそらく6枚目のアルバム。 派手さはないものの、じわじわと盛り上げてくるような曲が得意なバンドなのですが、今作でも静かに、そして同じメロディをルー…

東京事変 / 音楽

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東京事変、フルアルバムとしては2011年の「大発見」以来、10年ぶりのアルバムとなります。 椎名林檎としては「日出処」(2014)、「三毒史」(2019)とアルバムを出していて、「三毒史」では宮本浩次やトータス松本、櫻井敦司などの男性ボーカルをゲストに迎…

Royal Blood / Typhoons

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最近は音楽に関するアンテナが錆びついているせいか、1stのときは聴き逃していて、2ndになってようやく聴くというケースが多いですが、このRoyal Bloodにいたっては3rdになってようやくちゃんと聴くという有様。 UKチャートの1位もとっているので、今さらこ…

London Grammar / Californian Soil

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イギリスのバンドLondon Grammarのおそらく3rdアルバム。1stの「If You Wait」(2014)は聴いていたけど、前作は聴いていなかったので、ちゃんと聴くのはやや久々です。 London Grammarは女性ボーカルに男性2人というバンドで、女性ボーカルのHannah Reidの…

Loney Dear / A Lantern And A Bell

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スウェーデンのシンガーソングライターLoney Dearのニューアルバム。 Loney Dearに関しては、以前は「Loney, Dear」でカンマが入る表記でしたが、いつの間にか入らない表記になっていますね(ただし、自分はLast fmの曲数のカウントを継続させるためにカンマ…

Cassandra Jenkins / An Overview on Phenomenal Nature

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ニューヨーク出身のシンガーソングライターCassandra Jenkinsの2ndアルバム。 ジャンル的にはアンビエント・フォークという分類になりますかね。最近、きちんと音楽情報を終えていないのでよくは知らないのですが、ジョシュ・カウフマンという著名な人物がプ…

崎山蒼志 / find fuse in youth

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去年の秋にやっていたNHKの「うたコン」で見て、「これは!」って思った崎山蒼志のメジャーでニューアルバム。 「うたコン」ではこのアルバムにも収録されている"Samidare"を歌ったのですが、高校生とは思えないギターテクと少しズレたような歌、でも、ギタ…

Fontaines D.C. / A Hero's Death

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アイルランド・ダブリン出身のポストパンクバンド。すでに話題になっていたバンドですが、自分は年末の2020年ベストアルバムにあがっているバンドをいくつかチェックしていく中で知りました。 音を聞いて個人的に思い起こすすのはミッシェル・ガン・エレファ…

2020年ベストアルバム

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今年もたいして枚数は聴けずで5枚だけあげますが、Badly Drawn Boyのまさかの復活とか、ほぼノーマークのAnjimileを発見できたりとか、良かったと思うこともいくつか。 ただ、邦楽は相変わらず新しいアーティストを見つけられずで、時流から取り残され続けて…

Mr.Children / SOUNDTRACKS

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Mr.Childrenのニューアルバムですが、前々作「REFLECTION」、前作「重力と呼吸」はプロデューサーの小林武史と決別して、「原点回帰」といった印象の強いアルバムでしたが、今作はピアノもあり、ストリングスもありと、小林武史がいた頃に近い編成で演奏され…

Travis / 10 Songs

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Travis、4年ぶりのニューアルバム。 もはや新しい展開などを期待するようなキャリアではないですし、ファンも「昔のグッドメロディ」を求めているのでしょうが、ずばりそれに応える内容ですね。 1曲目の"Waving At The Window"から、Travis節全開という感じ…

Anjimile / Giver Taker

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ボストンを拠点に中心に活動しているアフリカ系アメリカ人のシンガーソングライターAnjimile(すいませんが読み方はよくわからない)のデビューアルバム。ちょっとググったところによるとトランスジェンダーの人でもあるらしいです。 黒人の音楽というとなん…

Doves / The Universal Want

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今年アルバムをリリースしたBadly Drawn Boyも懐かしかったけど、このDovesも懐かしい!00年代に活躍したマンチェスター出身の3人組で、2009年以来のアルバムリリースのなりますね。 というわけでメンバーももう50代だと思うのですが、1曲目の"Carousels"か…

Sufjan Stevens / The Ascension

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Sufjan Stevens、5年ぶりのオリジナルフルアルバム。フルもフルで収録時間は1時間21分もあります。 前作の「Carrie & Lowell」は私的で静謐な感じのするアルバムでしたが、今回は「The Age of Adz」の路線ですね。過剰なまでにさまざまな要素を盛り込んでい…

THA BLUE HERB / 2020

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THA BLUE HERB、5曲入のミニアルバム。去年、2枚組のセルフタイトルのアルバムが出ていたことに気づかなったかという情弱ですが(音楽雑誌読まなくなるとこのあたりがダメですね)、このミニアルバムには気づくことができました。 というわけで、THA BLUE HE…

Yves Tumor / Heaven To A Tortured Mind

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一昨年に出たアルバム「Safe In The Hands Of Love」がなかなか面白かったイヴ・トゥモアのニューアルバム。 より複雑なことをやってやろうというアーティストが目立たなくなったような気がするこのごろですが、このYves Tumorはひたすら複雑で変態的なこと…

Phoebe Bridgers / Punisher

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アメリカLA出身の女性シンガーソングライターPhoebe Bridgersの2ndアルバム。ちなみにこのエントリーを書く直前まで気づきませんでしたけど、Bright Eyesのコナー・オバーストがやっていたBetter Oblivion Community Centerの人ですね。 最初にこのアルバム…

Polly Scattergood / In This Moment

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イギリスの女性シンガーPolly Scattergoodの3rdアルバム。日本だとそんなに知名度はないと思いますが、儚さと力強さが入り交じるような声は非常に好きで、デビューアルバムから全部聴いています。 デビューアルバムを紹介したときに「Emmy The Greatよりもシ…

Badly Drawn Boy / Banana Skin Shoes

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Badly Drawn Boy、その名前に懐かしさを感じる人もけっこういるかもしれません。 U.N.K.L.E.の「Psyence Fiction」にトム・ヨークやリチャード・アシュクロフトらとともにゲストとして参加して"Nursery Rhyme Breather"で鮮烈な印象を残し、2000年の1stアル…

Car Seat Headrest / Making a Door Less Open

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一昨年でたアルバム「Twin Fantasy」が非常に良かったCar Seat Headrestの新作。Car Seat Headrestはシアトルのアーティスト、ウィル・トレドによるプロジェクトで、バンド編成になってからはこれが3枚目になるのだと思います。 「Twin Fantasy」は10分超え…

宮本浩次 / 宮本、独歩。

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けっこう前にNHKの「うたコン」で聴いた"冬の花"が良かったこともあってアルバムを買いましたが、やはりなかなかいいですね。 このアルバムの魅力は何と言っても宮本浩次の歌唱力。エレファントカシマシ時代から良かったわけですけど、このソロアルバムでは…

Ásgeir / Bury The Moon

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アイスランド出身のシンガーソングライターÁsgeirの3rdアルバム。 前作の「Afterglow」は曲調が広がったぶん、Ásgeirらしい浮遊感のようなものが後退してしまっていて、何回か聴くにつれ「やっぱ1stの「In the Silence」のほうが良かったなあ」などと思って…

Olivia Henry / Expectations

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日本語の情報があまりないので詳しいプロフィールはわからないのですが、ロサンゼルスで活動しているシンガーで、ちょっとジャズっぽさも入ったオルタナポップという感じでしょうか。公式ページの紹介ではFlorence & The MachineやAmy Winehouseが引き合いに…

Oh Wonder / No One Else Can Wear Your Crown

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ロンドンを中心に活動する男女デュオ・Oh Wonderの3rdアルバム。前作の「Ultralife」から聞き始めましたが、男女のツインボーカルのエレポップということで、個人的には非常に好きなタイプのアーティストです。 今作は前作に比べると少し落ち着いた感じで、…

Hello Saferide / The Fox, the Hunter and Hello Saferide

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00年代最高のポップソング"2006"を世に送り出したHello Saferideの3rdアルバム。ただし、このアルバムは2014年、今から6年前にリリースされています。 大好きだったのになんで気づかなかったというと、2ndから6年空いたのと、Amazonで取り扱っていなかったか…