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 宇多田ヒカル/初恋

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「Fantôme」に続く、宇多田ヒカル7枚目のフルアルバム。 前作の「Fantôme」は、椎名林檎や小袋成彬、KOHHとのコラボレーションと、母親の藤圭子を亡くしたことからくる仏教的とも言っていいような歌詞が印象的なアルバムでした。 それを受けて、今作では歌詞…

 チャットモンチーのラストアルバムによせて

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チャットモンチーのラストアルバムの「誕生」のレビューを書くつもりだったのですが、あんまり個々の楽曲を語る気になれないので、今回のアルバムを聴いてチャットモンチーの解散について思ったことを少し書いておきます。 楽曲を語る気にはなれないと書きま…

 The Magic Gang/The Magic Gang

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まずは下のジャケ写を見て欲しいのですが、本当に冴えない。「高校の卒業アルバムから冴えない男子を4人選んできました」という感じです。 そんな冴えないジャケ写がインパクト大なこのアルバムは、イギリスのブライトン出身の4人組The Magic Gangの1stアル…

 Car Seat Headrest/Twin Fantasy

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The Libertines+Destroyer? この2つのバンドを知っている人は「何を言ってるんだろう?」と思うかもしれませんが、このアルバムの2曲目の"Beach Life-In-Death"を聴けば、少しはその感覚がわかってくれるかもしれません。 やや投げやり気味ながら色気のあ…

 Young Fathers/Cocoa Sugar

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TV On The Radioが好きな人はぜひ!というバンド。ブラックミュージックのリズムが非常なタイトな形で再編成されていて、初期のTV On The Radioを思い出させます。 最近の音楽事情に疎くて、今回の3rdアルバムで初めてその存在を知ったのですが、これはいい…

 Vance Joy/Nation Of Two

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オーストラリア出身シンガーソングライターVance Joy(James Keogh)の2ndアルバム。前作「Dream Your Life Away」がなかなか良かったのですが、今作も順調に音楽の幅を広げている感じで良いですね。 基本的にはギター中心で、オーソドックスといえばオーソ…

 Rhye/Blood

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カナダ出身のMike Miloshと,デンマーク出身のRobin Hannibalによるユニットの2ndアルバム。 一瞬、女性ボーカルかと思わせるハイトーンなボーカルと、静謐なようでいてダンスミュージックぽさを残している曲調は1stと変わらずで、基本的には1stの世界観を維…

 Alvvays/Antisocialites

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カナダの女性2人、男性3人編成のバンド、Alvvaysの2ndアルバム。この表記でオールウェイズと読ませます。 2014年の1stはなかなかよかったのですが、なんとなく「1stが最高傑作になるバンドなのかな」と思い、去年発売の2ndをスルーしていたわけですが、聴い…

 2017年ベストアルバム

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今年は後半になって「チャットモンチーが来年で解散」というニュースと、「ふくろうずが突然解散」というニュースが飛び込んできて、「これから邦楽は何聴いていけばいいの?」ムードになっている状況ですが、それでも時代はまわるということで2017年のベス…

 Syrup16g/delaidback

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Syrup16gのアルバムは今までライブなどで演奏されていなかったもののCD化されていなかった楽曲を集めたもの。古い曲では20年近く前の曲もあるようです。 自分はシロップのライブに1回しか行ったことがないので(ベストアルバムの「動脈」、「静脈」が出たこ…

 Sufjan Stevens, Bryce Dessner, Nico Muhly & James McAlister/Planetarium

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スフィアン・スティーブンスにThe Nationalのブライス・デスナー、作曲家として知られるニコ・ミューリー、スフィアン・スティーブンス作品にも参加するドラマー、ジェームス・マカリスターによるコラボレーション・アルバム。 70分を超えるアルバムで、比較…

 Stars/There Is No Love In Fluorescent Light

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Stars、9枚目のアルバム。前作の「No One Is Lost」が2014年なので3年ぶりになりますね。 ちなみにリリースはバンドの公式からのメールで知ったのですが、Amazonで確認してみたらMP3バージョンが10円。基本的にStarsのアルバムはすべてCDで買っていたのです…

 Loney Dear/Loney Dear

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00年代で3本の指に入るアーティストくらいに評価しているるスウェーデンのEmil SvanängenのプロジェクトLoney Dearの久々のアルバム。前作の「Hall Music」が2011年なので6年ぶりですね。 今回のアルバム、1曲目の"Pun"も2曲目の"Humbug"もメロディ的には今…

 The National/Sleep Well Beast

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The Nationalの7枚目のアルバム。The Nationalは3枚目の「Alligator」から聴いていますが、今までの彼らの総決算的な作品でもあり、10年代の新しいロックを切り拓く傑作。 まず、とりあえず2曲目の"Day I Die"を聴いてほしいわけですが、複雑なドラムの鋭い…

 ふくろうず/びゅーてぃふる

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偏愛の対象であるふくろうずのニューアルバム。 今回のタイトル「びゅーてぃふる」もOKとは思えないけど、前作の「だって、あたしたちエバーグリーン」よりは恥ずかしくないと思う。 そして、今回のアルバムが今までと違う点は1曲目、2曲目にそれぞれシン…

 The Raveonettes/2016 Automized

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The Raveonettesの8枚目のアルバム。The Raveonettesは2003年にデビューしたデンマーク出身の男女二人組ですが、息が長い。個人的にこれだけ長期間アルバムを買い続けているバンドはあんまりないですね(RadioheadとかTravisくらいか?)。 これは彼らの音楽…

 Oh Wonder/Ultralife

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Oh Wonderはイギリスの男女デュオでこれが2ndアルバム。今作で初めて知りましたが、男女デュオ好きとしてはこれは素直にいいかんじだと思います。 男女デュオというだけで変化が出るしポップさも倍増だと思うんですけど、なぜか日本だとあんまり流行らないで…

 橋本絵莉子波多野裕文/橋本絵莉子波多野裕文

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チャットモンチーの橋本絵莉子とPeople In The Boxの波多野裕文によるデュオ。橋下絵莉子が「自分以外の人の作った曲を歌いたい」という思いからスタートした企画のようです。 基本的に橋本絵莉子の歌詞に波多野裕文が曲をつけるという形で楽曲は作成されて…

 Regina Spektor/Remember Us To Life

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ソ連(ロシア)出身で、現在はアメリカで活動しているシンガーソングライターRegina Spektorの6枚目のアルバムになるのかな? 前作の「What We Saw from the Cheap Seats」が2012年発売なので久々のアルバムですが、相変わらずRegina Spektorならではの曲が…

 Ásgeir/Afterglow

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アイスランド出身のシンガーソングライターの2ndアルバム。ちなみに「アウスゲイル」と読みます。 前作は全体的に落ち着いた歌声とダークな世界観、そしてSigur Rosを思いおこさせるような浮遊感のようなものが魅力だったわけですが、そういった浮遊感のよう…

 Low Roar/Once In A Long, Long While...

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Low Roarはアイスランド出身の二人組ユニットでこれが3rdアルバム。以前なら1stか2ndの時点で見つけられていたんでしょうが、ずいぶんアンテナが鈍っているせいもあって、この3rdアルバムでようやく捕捉できた感じです。 アイスランドといえば、何と言っても…

 Kendrick Lamar/DAMN

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先月に緊急リリースされたKendrick Lamarの4枚目のアルバム。 緊急リリースながら、ゲストとしてリアーナとU2という超大物がクレジットされており、さすがという豪華さなのですが、個人的にはリアーナをゲストに迎えた6曲目の"LOYALTY"もU2の音源が使われて…

 Vagabon/Infinite Worlds

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カメルーン生まれでニューヨークを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーLaetitia Tamkoを中心とするバンドVagabonのデビューアルバム。 カメルーン生まれというプロフィールを聞くと、アフリカ的なリズムをとり入れたエスニック色…

 Ed Sheeran/Divide

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相当売れているらしいですが、それも納得の出来。 個人的にはEd Sheeranに注目したのは前作の冒頭の曲"One"を聴いてからで、まずはその歌声に惹かれたわけですが、今回はその歌声で近年のポピュラーソングのツボを押さえていくようなスタイルで、アーティス…

 Jens Lekman/Life Will See You Now

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スウェーデン出身のシンガーソングライター、Jens Lekmanの4枚目のアルバム。前前作が2007年、前作が2012年なのでここ最近は5年毎にアルバムを出してます。 Jens Lekmanといえば、デビュー当時の"Rocky Dennis' Farewell Song"における、優しい歌声とメロデ…

 Black Kids/ROOKIE

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Black Kids9年ぶりのアルバム! 前作「Partie Traumatic」収録の"I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend How To Dance With You"は00年代のポップの金字塔とも言える素晴らしい曲で、その後の展開を期待していたのですが、アルバムを待つこと9年。ようやく次…

 Sohn/Rennen

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ロンドン出身、現在はオーストリアを中心に活動をしているアーティストSOHN(ソン)の2ndアルバム。 前作はけっこう「今っぽい」音を感じましたが、今作は逆にEDMなど外向的なエレクトロニカが流行った中で、逆に内向的なエレクトロニカを提示してきた感じ(…

 Bat For Lashes/The Bride

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Bat For LashesことNatasha Khanはパキスタン人を父に持つイギリスの女性アーティスト。聴いた時は若手かとも思いましたが、1979年生まれでこのアルバムが4枚目とけっこうキャリアのあるアーティストです。 全然知りませんでしたけど、Radioheadのオープニン…

 2016年ベストアルバム

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5枚しか選べなかった去年に比べると、当たりのアルバムを引き当てることができた1年。ただ、相変わらず聞いている枚数はしょぼいので、10枚は選べず、今年は8枚で行きたいと思います。 1位 Michael Kiwanuka/Love & HateLove & HateMichael Kiwanuka Intersc…

 Common/Black America Again

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Common11枚目のアルバム。ラッパーの中では理知的な印象を受けるCommonですが、今作も警察官による黒人の射殺事件などを受け、タイトルには「Black America Again」というストレートな言葉を持ってきていますが、アルバム全体から受ける印象は落ち着いたもの…