佐藤友哉『エナメルを塗った魂の比重』読了

 サマソニDeath Cab For Cutie決定!デスキャブ来るんなら、行くしかないね。

 昨日の日記に書いたMaeだけど、こりゃほんとにイイ!今年は年の初めから、Bright EyesとかLemon JellyとかTrail of DeadとかDovesとかCopelandとか、当たりのアルバムが多かったんだけど、このMaeが今の所一番かも。ジャケがいいって書いたけど、サイドバーの「最近のヒット」にも画像を載せたんでどうぞ。そして試聴はコチラ。
 http://www.purevolume.com/mae


 佐藤友哉エナメルを塗った魂の比重』を読了。まあ、ミステリーとしては破綻しまくり。ミステリーを期待してこの小説を読むと、ラストはちょっと腹立つかも。ただ、相変わらず登場人物の痛々しさはじりじり伝わってくる。特に、自分にはなんの取り柄もないと思っているコスプレ少女の香取羽美の描写(というか独白?)は秀逸。一応、学園内の密室殺人という形で物語がスタートするけど、ミステリーというよりは一種の学園ものみたいに読むのがいいんでしょう。実際、ら須知の強引さとかのぞけば面白いです。あと、いじめのシーンとか含めてちょっとだけ岩井俊二の『リリイ・シュシュのすべて』思い出しました。
 ただ、佐藤友哉の本を最初に読むのならこの本よりも『フリッカー式』か『水没ピアノ』でしょうね。
 佐藤友哉『エナメルを塗った魂の比重』

晩ご飯はナスとタマネギと豚肉の炒め物