パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』読了

 実は土曜に読み終わってたんだけど、感想書くひまがなかった。でも、これも面白い本。統計データを使って、世の俗説を論破していくというような内容が主なんだけど、書き方が面白いぶん同じようなことを書いた本よりも読ませる。例えば少年犯罪は1960年前後がピークってのは前から知ってたけど、「最近の若者は…」的言説を統計を使って徹底的に論破していく叙述は爽快。もし今の50代や60代がまともだというなら、少年法は立派に機能を果たしてきたってのもその通りですよね。他にも、日本でもてはやされるイギリス人のいたってたいしたことない実態とか、今の風潮を嘆くのが好きな人にはぜひ読んでもらいたい本。
 パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』


晩ご飯は豚肉とピーマンともやしの炒め物