『宇宙戦争』

 『宇宙戦争』見てきたけど、このまじめなんだかバカなんだかよくわからない感じ、何に近いかと思ったら『サイン』だ!妙に手が込んでいるようでマヌケ、登場人物はみんな必死なようでバカっぽい。そんな映画です。とにかく主人公のトム・クルーズがバカすぎ。『ラスト・サムライ』や『コラテラル』でシリアスな役をやったからといって、ここまでバカじゃなくてもいいじゃないか。しかもバカなトム・クルーズが父親として成長する映画化と思えば、ほとんど成長してない。ラストもなんか微妙で、ここ最近のスピルバーグにしては珍しく居心地の悪いラストシーンです(ここは評価する)。相手役のダコタ・ファニングは絶叫の連続。ここのあたりはホラー。
 まあ、ぜんぜんつまらないというのではなくて、巨神兵のように人々を攻撃し続ける宇宙人の乗るマシンとかの取り方はいいと思うし、宇宙人との戦いよりも人々が逃げ惑う一種のパニック映画としてつくったのも正解だと思う。でも、見終わったあとに「なんだかなぁ」という感想は出てくる。そう、『サイン』の緑色の宇宙人を見たときと同じように・・・。

晩ご飯は餃子とトマト