『レイクサイド・マーダーケース』

 昨日の夜が寒すぎて、今日の朝もなかなか起きられなかったけど、年賀状の図柄考えたり、DVDで『レイクサイド・マーダーケース』見たりした。
 『レイクサイド・マーダーケース』は青山真治の作品で、映画館で見ようと思ったらぎんざとかでしかやってなくて、しかもけっこうすぐ終わっちゃって見れなかった作品。
 東野圭吾が原作のミステリーで、ラストもオチはともかく話は面白い。「お受験合宿」に集まった面々が殺人事件に巻き込まれるという話なんだけど、主演の役所広司、そして奥さん薬師丸ひろ子、先生役の豊川悦司と役者がなかなかいい。そして、なんといっても不気味なのが柄本明。彼の行うことがけっこう気味悪いんだけど、その気味悪さがよく出てる。逆にその他の母親役の黒田福美杉田かおるはいまいち。
 映画のつくりとしても、一つ一つのシーンはよくできてるし、サスペンスとしての盛り上がりもある。ただ、音楽とかラストのショットとかちょっとヒッチコック意識しているんだと思うけど、それならもう少しタイトでもよかったかな?あと。ラストもオチはいかにも今時のミステリー小説にありがちなオチだと思うんだけど、個人的にはああいいう「子ども観」ってどうかな?って思う(もっとも親の葛藤って点だけを取りだしてみれば考えさせられるところはある)。「子ども」だって全く別世界の人ではなくて、一種の「小さい大人」だと思うんですけどね。

晩ご飯はおでん