ノルウェーのシンガーソングライターSondre Lercheの3枚目のアルバムはジャズ仕立て。アーティスト名義もSondre Lerche and The Faces Down Quartetとなっていて、ジャズバンドのアルバムのような出来です。
ふつう、こういった何々風みたいなアルバムは概してロクなことがないんだけど、さすがSondre Lerche。ジャズであっても難なくこなします。この前の2月の来日のときも感じたけど、とにかくグルーヴ感を出せる、Sondre Lercheは。下手な人がジャズっぽいの曲なんてやると、単にのっぺりとしたジャズ的味付けソングになっちゃうんだけど、Sondre Lercheはジャズ的なグルーヴ感をうまく出せるんですよね。
"Sleep On Needles"みたいな一発で持ってくような曲はないですけど、どの曲も非常に心地よいメロとヴォーカル、そして演奏で何回も続けて聴けるアルバム。エルヴィス・コステロのカバーとかもしてます。
Duper Sessions
Sondre Lerche