Yeah Yeah Yeahs/Show Your Bones 

 AmazonからYeah Yeah Yeahs/Show Your Bonesが届く。最近、David Sitek(TV On The Radioのメンバーにして他にCelebrationのプロデュースなんかも担当)としては、彼がプロデュースを担当する(今作はAdditional Producionという立場らしいけど)Yeah Yeah Yeahsの新作は非常に楽しみだったんだけど、その期待に背かない出来。
 ヴォーカルのカレンのヒステリックな歌声が印象に残る前作に比べるとずいぶんと落ち着いた印象を受けるけど、決してパワーが落ちたわけじゃない。あえて薄っぺらくつくったあったようなサウンドはよりへヴィーになり、ベースなしのギターとドラムで作り上げるリズムもよりしっかりてる。そして何よりも楽曲の幅が広がった。
 1stは最初「破れかぶれガレージ」みたいな印象を受けたけど(よく聴くとけっしてそんなもんでもないけど)、今作は、「ガレージ」とかそういうジャンルではくくれない。"way out"や"cheated hearts"で見せる叙情的な感じとか、ラストの"turn into"の胸をかきむしるような高音ギターとか、"fancy"のグルーヴ感とか、完全にバンドとして”化けた”感じ。フジに来るらしいんでYeah Yeah Yeahsの日を狙っていこうかしら?
 ちなみに7曲目の"dudley"のメロはジッタリン・ジンの”プレゼント”をちょこっと思い出す。

Show Your Bones
Yeah Yeah Yeahs
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