名作再訪『ドクトル・ジバゴ』

 最近、『アラビアのロレンス』、『戦場にかける橋』を見直してデビット・リーンのすごさを改めて思ったんで、『ドクトル・ジバゴ』も見てみた。
 でも、これはダメだね。ロシア革命を背景とする壮大なロマンスなんだけど、主役の2人がなぜひかれ合って、何がきっかけで恋に落ちるかというロマンスの完全な部分がぼやけてる。映像はきれいだし、デモ隊を鎮圧するために道の向こうからやってくる竜騎兵とか、さすがと思わせるシーンもあるけど、肝心の恋愛が盛り上がらない。
 考えてみれば『アラビアのロレンス』も『戦場にかける橋』もほぼ男だけの映画。しかもイギリス人話。ロシア人のロマンスというのはデビット・リーンには不向きなものだったのかな?

晩ご飯は豚汁