今日の朝日新聞の相談室

 今日の朝日の「相談室」の悩みは「なぜ精一杯生きるの」ってタイトルで、26歳の会社員の女性が、一年ほど前に尊敬していたまだ50代の上司ががんで亡くなり、それから「どうせ死んでしまうのに、なぜ一生懸命生きないといけないのか」という疑問が湧いてきて頭から離れないというもの。
 それに対して回答者は室井佑月

そういう疑問を持ってしまうといいますが、きっとそれは、あなたが一生懸命にならなくても生きていける素晴らしい環境に身を置いているからなんでしょう。とりあえず、そのことに感謝してみたらいかがですか。
 (中略)
 大好きだった人が亡くなった、その悲しさはわかります。そして同情もできる。けれど、その後のあなたの言っていることはお嬢さんの甘ったれた感傷です。

 まあ、ある種の正論というかお説教なんだけど、だいたいこの質問に対して「生きる」ということ、あるいは「成功する」とか「人から認められる」ってことにほとんど疑問を持ってなさそうな室井佑月が答えるのはどうかと…。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A4%E4%BA%95%E4%BD%91%E6%9C%88によれば

  • ミス栃木、ミス公園通り(渋谷区)、雑誌モデル、レースクイーン、女優、高級クラブホステスなど様々な経歴を経た後、1997年に小説新潮主催の読者公募「性の小説」コンテストに入選し文筆活動に入る。高橋源一郎と2001年に離婚。高橋との間には長男がいる。
  • 東京スポーツの連載コラムであからさまなオタク男への中傷を行ったため、一部の男性から反発を買った。しかしこれによって、女性(オタクの女性を含む)や、オタクでない男性からの支持が高まったとの指摘もある。本人の作家イメージにそぐわないのでプロフィールでは一切触れられていないが、代々木アニメーション学院に通っていた事実がある。
  • すい臓疾患で手術を受けた事があるが、無事に復帰している。
  • 美容整形・豊胸手術を受けた経験があると自ら明かし、その潔さから好感度を上げた。

 なんかすごい上昇志向というか、バイタリティとかいうか…。まあ、「なぜ精一杯生きるの」なんて考えるタイプでもなさそうですよね。

 ちなみに人生相談は朝日より読売の方が数段面白い。朝日は質問も回答もカッコつけてる(「声」の欄はある意味でそのカッコつけが面白いんですけど)。読売の質問の方が身もふたもなくて圧倒的に面白いですね。

晩ご飯はナスとタマネギと豚肉の炒め物とトマト