女ばかりの世界になるぜ

 個人的にこれから50年くらいで起こるのは家族の再編だと思ってて、今の父・母ー子の標準形からはみ出た家族形態がどんどん広がって行くと予想しているんだけど、その中で一番有力だと思う家族形態は同性愛カップルとかじゃなくて、母ー子の形。女性に十分な経済力がついて、人口受精が手軽になれば、わざわざ結婚しないで子どもを持つ女性が増えるんじゃないかと。
 さらにそのときにもし男女の生み分けが可能ならば、たぶん望まれるのは女の子。昨今の一緒に服などの買物をする友だち母娘みたいのをみても、やはり母親にとって頼りになって話し相手としてもちょうどいいのはどっちかというと息子よりも娘でしょう。実際育てるのも男の子のほうが大変だと言いますし。
 ということで、将来的には先進国で男女のバランスが徐々に女性が多い形に変わっていくと予想しているんですが、以下の記事を見ると、その萌芽的なことが起きているのかも。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061106-00000015-yom-soci

男の赤ちゃん、首都圏中心に比率低下…原因は「?」

 新生児に占める男児の比率が1970年代以降低下傾向が続き、特に、首都圏で減少の目立つことが、順天堂大学医学部の丸井英二教授らの分析で明らかになった。

 環境悪化による可能性もあり、詳しい原因の究明が急がれる。

 日本全国での出生男児の減少傾向は以前から指摘されているが、丸井教授らは、1899年から2004年まで106年間分の厚生労働省の人口動態統計を使い、都道府県別の推移を詳しく調べた。

 全国では、1971年に男児が女児の1・071倍だったが、2004年は1・052倍に低下した。

 都道府県別でみると、70年代以降に男児割合が明らかに低下したのは北海道、山形、埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪で、半分以上が首都圏に集中していた。一方、青森や秋田、宮崎、鹿児島など上昇した県もあった。
(読売新聞) - 11月6日18時53分更新

 この記事では、「環境悪化による可能性」などを示唆して、一時期話題になった環境ホルモンなどを持ち出したい雰囲気ですが、素直に考えれば、大きくは表に出ない形で生み分けが行われているってことではないのかな?
 ちょっと決めつけかもしれないけど、男児割合が上昇した県はいまだに「世継ぎ」の圧力がありそうだし、逆に首都圏や北海道はそうしたものが薄そうじゃないですか(山形は謎)。
 もう少し長いスパンで見ていかないと決めつけることは出来ませんが、この男児割合の現象は、本当に男が減って希少性が出てくるまでは止まらない流れのような気がする。


晩ご飯は豚肉とピーマンともやしの炒め物とトマト