愛国心教育について

 今日のクローズアップ現代は「”愛国心” 揺れる教育現場」ってタイトルで教育基本法の改正問題とそれに伴う「愛国心」の扱いについて取り上げてた。
 その中で取り上げられていた授業例で、ハワイから日本にやってきた女の子が日本の四季について美しいと思ったというお話を使って子どもたちに、日本は四季のある美しい国なんだってことを認識させるということをやってた。
 まあ、日本の良さとか美しさとして四季をあげるってのはありがちではあるけど、じゃあ地球温暖化が進んで日本から四季がなくなったら日本は愛するに値しないの?
 他にも伝統文化に触れることで愛国心を育てるみたいな考えもあるみたいだけど、「日本に歌舞伎があるから日本を愛してます」とかいう愛国心教育が成り立ったりしたら、それはそれでどうなんだろ?
 究極的には何かプラスの属性があるから愛するってのは「愛」からすると邪道であって、プラスもマイナスもすべての属性をひっくるめて、あるいはそれを越えたところで愛するってのが正しい姿なのかもしれないけど、そんなの教えられるのか?というよりそんな境地で国を愛してるって人はいるのか?という気がする。


 ちなみによく「子どもの内面を教育するのはよくない」ってことから愛国心教育に反対する人がいるけど、もしそれを厳密に適用すると差別をやめさせる教育とかもできなくなっちゃうんじゃないかな?


 ちなみに教育基本法を変えてこんなにも教えるたりするのが不可能そうな愛国心をどうこうするよりも、大学の定員制度を改革したりするほうがよっぽど教育改革になると思うんですけどね。

晩ご飯はおでん