先々週に買ったホイチョイ・プロダクションズの『気まぐれコンセプト・クロニクル』、95年まで読み終わり折り返し地点もすぎたところ。
連載自体もけっこう好きで毎週読んでいるんだけど、1984年から2006年までスピリッツでの連載をまとめたこの本はまさに現代風俗史。80年代後半の部分ではいろんなトレンディ・スポット(死語!)が出てくるし、92年からは不景気ネタのオンパレード。
僕は大学生になった時にもうバブルがはじけていて、ちょうどそのころからスピリッツ読みはじめたので不景気ネタの方が馴染みが深いんですが、スキーリゾートとプリンスホテルとか三越のティファニーとか、「あったよなー」って感じ。
ちなみにこのマンガ、ずっと読んでいると登場人物の出現頻度に変遷があって、営業のヒライはずっと出っぱなしだけど、制作のマツイはだんだん姿を見せなくなっちゃうし、制作のナオエなんて最近出たことあったっけ?
ちなみに95年に新入社員としてウツイと小宮が登場したけど、女性の小宮はいつの間にかフェードアウト、その代わりにラ・テ局の細川が同じ年に登場していつのまにかレギュラー化。やっぱ、長期連載を引っ張る原動力は下ネタなんですかね?
まあ、でも阪神大震災やオウムのあった95年に新入社員が入って、レギュラーが少し入れ替わって行くっていうのもある意味で象徴的なのかも。