ジャック ラカン (著), ジャック=アラン ミレール (編集)『対象関係(上・下)』』

 ラカンセミネールの4巻にあたるんだけど、読むのに2月くらいかかった。ということは、あまり面白くなかったということでもある。フロイトの「ハンスの症例」をかなり詳細に分析していて、「ハンスの症例」を読みつつ、セミネールを読み進めるのがいいのでしょうが、そこまでやる気のない人にはややつまらないかも。
 後半はお得意のわけのわからない数式も登場しますし、ラカンセミネールは『フロイトの技法論(上・下)』と『フロイト理論と精神分析技法における自我(上・下)』読んで、『精神分析の四基本概念』読めばいいような気がしてきました(『精神病』については未読なのでなんともいえないですが)。

ジャック・ラカン対象関係(上)
ジャック ラカン ジャック=アラン ミレール Jacques Lacan
4000237721

ジャック・ラカン対象関係〈下〉
ジャック ラカン ジャック=アラン ミレール Jacques Lacan
400023773X