『300』

 今日は映画の日ということで『300』を見てきました。
 最初、新宿のミラノ座に始まる5分前くらいに行ったら立ち見でアウト。ミラノ座の1から3に劇場が移動になってたの忘れてた。
 それで新しくできた新宿バルト9に行ったらここもアウト。というか、9階に上がってからチケット買うシステムなんだけど、1回の空席状況のモニターの数が少ないから満席なのに上まで行っちゃったじゃん。空席状況はもっときちんと教えてくれないと。
 仕方がないので新宿をぶらぶら。GAPとZARA見て、ZARAで半袖シャツとポロシャツ買いました。

 で、結局『300』はミラノ座の次の回を見ました。
 肝心の『300』の中身はというと、一応、古代ギリシャのスパルタとアケメネス朝ペルシャの軍が激突したテルモピュライの戦いを題材としている映画なのですが、歴史映画としてみれば無茶苦茶。ペルシャのクセルクセス1世がどうみてもアフリカの王だし、不死部隊はニンジャだし、火薬に巨人にサイや象兵まで登場。ペルシャ軍というよりは『ベルセルク』のクシャーンですね。スパルタと他のポリスの関わりとかもほぼ描かれていないし、アテネの存在もほとんど出てきません。
 でも、見ている分にはけっこう面白い。
 ほぼ全編がCG処理されていて、『キャシャーン』以上にマンガ・アニメっぽい実写映画。スパルタ兵はアホみたいに強くて、槍で突いたり剣で切ったりするだけでなく、ドロップキックまで飛び出してましたね。血は飛ぶし、手は飛ぶし、首は飛ぶでかなりグロいはずなんだけど、全体的にアニメっぽいんでそれほど”痛い”感じはなしです。
 ゲームの三国無双みたいなものを映画にしたってのが一番近いかも。
 
 劇中のスパルタ人は「自由」とか「民主主義」とか叫んでいるけど、残虐性ではペルシャ軍と五十歩百歩。
 これはイランを悪の枢軸として名指しし対立しているアメリカへの批判精神の現れ…ってもんでもないんでしょうね。