浅井健一/CHELSEAとRod Snake Shock Service

 先週と今週にわけて浅井健一の2枚同時発売のアルバムCHELSEAとRod Snake Shock Serviceを買ったんだけど、やっぱ2枚同時発売は…。
 まず、邦楽のアルバムを2枚もいっぺんに買うのは高いって気がするし、なんといっても2枚出すんなら曲をしぼって1枚にしてくれよ…ってことで。

 確かにスーパーな3人が集まったブランキー時代を別としても、SHERBETSの「AURORA」から「Vietnam 1964」にかけての浅井健一はつくる曲の9割くらいが名曲というすごい状態で、あの当時なら2枚同発でもぜんぜん平気だったと思うけど、残念ながら一時ほど名曲連発状態でないのが事実。ここはダメな曲はすっぱりと落とすかマキシシングルのカップリングなんかにしてしぼった曲だけで1枚のアルバムをつくるべきだったでしょう。2枚の違いというのも、それほど大きくないことですし。

 CHELSEAのほうはSHERBETSの福士久美子と組んでいる作品で、全体的にSHERBETSっぽさがある。"Grape Juice II"という、あの名曲と同じタイトルの曲があるんですが、これが"II"と名乗るだけあってよい!今回の2枚のアルバムの中でも一番好きな曲ですね。それ以外だと、"Pink Soda Days"がいいかな。

 Rod Snake Shock Serviceのほうが、浅井健一がいうには聴きやすいとのことですが、前半にあるシングル曲の"FIXER"とかがいまいち。このあたりに前作の"WAY"なみの名曲があるといいんでしょうが、ちょっと前半はインパクトが弱い気もします。
 ただ、後半は浅井健一のギターが好きな人には楽しめるはず。特に”サンタが家にやって来て”の後半のギターは「これぞ、浅井健一!」って感じです。


CHELSEA
浅井健一
B000Q7ZKM0


Rod Snake Shock Service
浅井健一
B000Q7ZKMA


晩ご飯は麻婆豆腐とトマト