The White Stripes/Icky Thump

 ようやく仕事が一段落して、アジアカップも初めてフルで見れた。
 まあ、最初は守備でバタバタしたけど、さすがにこのあたりだと「格上」という感じ。中村俊輔もこのくらいのプレッシャーの中だとさすがの存在感。中村憲剛のほうもずいぶん成長してきたけど、まだまだ落ち着きとか判断力では中村俊輔にはかなわない。
 今日の最大の問題点は加地の凡ミスかな?けっこうひどかった。

 The White Stripesの6枚目のアルバムとなるIcky Thump。やや実験的だった前作での音づくりを踏まえた上で、Elephantのギターを復活させた感じで、これはよい!アルバムトータルの評価ではここ3枚で一番いいかもしれません。
 The White Stripesは大ファンってわけでもないんですけど、The White Stripesが今のロックバンドの中でもある種のキャッチーさと音楽的な新しさを両立させているバンドであることは確かだと思う。
 雨後のタケノコのように出てくるロックバンドがほとんど何かの焼き直しである時代の中で、The White Stripesは今回も単にブルースロックの焼き直しというレベルにとどまらず、アメリカのフォークの伝統も自らの中に取り込んでいる。バグパイプなどの楽器の使い方も見事だし、自らのルーツを探りつつもそれを新しい音の形として提示できていると思う。
 また、ヴォーカルやギタリストとしてのジャックの肉体的な存在感も見事。1曲目のリードシングル"Icky Thump"のギターもいいですし、4曲目の"Conquest"での力強いヴォーカルも見事。このあたりのところがちょっと前に紹介したDungenなんかに圧倒的な差をつけている所ですね。

Icky Thump
The White Stripes
B000OYC3J8


晩ご飯は豚肉とピーマンとタマネギの味噌炒めと冷奴