『トランスフォーマー』

 暑いので映画でもと思い、『トランスフォーマー』を見る。
 予想通り、これはロボットの変身シーンのすごさを楽しむ映画。なにしろ監督がマイケル・ベイですからストーリーとかそういう点はまったく期待しない方がいいですね。
 とにかくマイケル・ベイのお決まりである「無駄な派手さ」と「それなりにリアリティを出そうとしてるように一瞬だけ見えてぜんぜんリアリティなし」という点は今回もきちんと押さえてます。
 とにかく必要以上に派手なアクションとかが多いので中盤まででお腹いっぱい。笑いもほぼ下ネタ系だし、そこでもお腹いっぱい。そして最後にNY(?)でのド派手な戦闘シーン。正直、なんであんな都会で戦闘するのかその必然性はわかりませんでしたし、あんなビルの中のロボット攻撃するのにFー22ラプターを使うって変じゃない?とか思いましたけど。
 でも、それでもこれはこれでいいんだと思う。とにかくロボットの変身シーンはすごいですし、単純なおもちゃがよくここまですごくなったな、と。
 あと、NYでの戦闘シーンは同時多発テロを思い出す。そして、それを喜々として撮ってるふうに思えて、やっぱり同時多発テロのあの映像はハリウッドでも生み出せなかったスペクタクルなんだなと思ったりもしました。