『デス・プルーフ in グラインドハウス』

 タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』を見てきましたが、ラストは爆笑!もう最高の終わり方です。
 映画の内容はbitch VS 変態のカーアクション。
 「ああ、こういう人が"bitch"なんですね」って感じのgirlsがでてきて、いかにもbitchっぽい会話をダラダラしてる。それを付けねらうのが、”変態”のカート・ラッセル
 一番バカっぽい女から犠牲になるというホラー映画の鉄則を守りつつ、その変態っぷりが際立つわけですが、後半のbitchはただのbitchじゃなかった!
 サイコホラーっぽかったのが、一転して痛快なカーアクション。カーチェイスはアクション映画の定番だけど、この映画のはピカイチ!そして、bitch万歳!

 過去の映画をいろいろと引用しつつ、わざとノイズを入れてみたり、画面をスクラッチしてみたりとこの映画のタランティーノはまるでDJみたい。相変わらず選曲のセンスも抜群ですし、タランティーノは映画界におけるDJ Shadowみたいなものかもしれませんね。
 でも、Shadowに見られる高尚な感じというのがタランティーノにはまったくないところがタランティーノの強みなんでしょう。