Broken Social Sceneはケビン・ドリューとブレンダン・キャニングの2人が中心になって結成されたバンドなんですが、そのうちのケビン・ドリューが中心になってつくられたのがこのアルバム。
なので、今までのBroken Social Sceneのアルバムとは性格が少し違うのですが、実際の中身はと言うと、Broken Social Sceneならではの楽曲がつまった作品になっています。
"Backed Out On The..."にはDinosaur Jr.のJ.Mascisなんかも参加。疾走感と賑やかさのある名曲に仕上がっていますが、こういうゲスト参加があってもバンドが大所帯であっても、ある種の軽快さが失われないのがBroken Social Sceneのいい所!
ただ、今まであったポストロック色やアンビエント色はちょっと後退したかな?そしてその代わりに全体的にポップな仕上がりになっていると思います。
過去の2枚と比べると、You Forgot It In Peopleほどの楽曲の広がりはないけど、セルフタイトルのBroken Social Sceneよりも曲の粒はそろっているかな、という感じ。
Broken Social Sceneのファンはもちろん気に入ると思いますし、インディーロックが好きな人には幅広く薦められる1枚ではないでしょうか。
晩ご飯はマカロニグラタンとキュウイ