Electric President/Sleep Well

 ポップでヘロヘロでそしてアイディアが一杯につまっててというセルフタイトルの傑作アルバムでMorr MusicからデビューしたBen CooperとAlex Kaneの2人組Electric President。
 一方で、2人組の片割れのBen CooperはソロプロジェクトのRadical Faceで意外にもスケール感のあるアルバムをつくってみせました。
 (http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20080513/p1参照)
 
 で、今回の2ndはどうかというと、アルバムの前半はおとなしめで、少し物足りない感もある。
 けれども、それを打ち破ってくれるのは短いインストの後に始まる6曲目の"Ether"。彼らに特徴的なやわらかいメロディで、なおかつ1stにはなかったようなスケール感。どっちかというと1stよりもRadical Faceの曲に近い感じの曲ですが、メロディ、構成とも素晴らしいです。
 スケール感と言えば、8曲目の"Lullaby"もそうだし、10曲目の"All The Bones"もそう。ファルセットのコーラスが美しい"All The Bones"なんかは、意外とSigur Rosとか好きな人も気に入るかも。
 ポップで楽しかった1stもよかったですが、この2ndはまた別のよさがありますね。
 
 Morr Musicのサイトで試聴可
 http://www.morrmusic.com/main.html


Sleep Well
Electric President
B0016J66RK