Parka/Attack Of The Hundred Yard Hardman

 スコットランドグラスゴー出身の4人組。
 アルバム1曲目の"Bosses And Bastards"のオープニングはDFAフォロワー以外の何者でもないんだけど、2曲目の"Disco Dancer"というベタな名前の曲からは、DFA的な洗練さをかなぐり捨てて破れかぶれ的な展開。でも、それが成功していると思う!
 3曲目の"Mr. Optimistic"とか7曲目の"Wake Up Call"とかとにかく押しの強さで聴かせる曲も多く、信心ならではの勢いにあふれている。特に、9曲目の"Better Anyway"の勢いとパワーは特筆すべき感じで、ライブでやったら間違いなく盛り上がる。キラーチューンといっていい出来ですね。
 そして、勢いに隠れがちかもしれないけど注目したいのがこのバンドのメロディの良さ。スコットランドのバンドにはいいメロディを書くバンドが多いような気がしますが、このバンドもそう。特にアルバムの中盤に突然変異的に混ざっている"Stay Away"は、まるでOasisのような曲でこのバンドの隠れた魅力をかいま見せてくれます。
 NYのバンドなんかに比べると洗練されている感じはないけれど、この勢いとメロディセンスはけっこういいんじゃないでしょうか。

 試聴はこちら↓
 http://www.myspace.com/parkamusic


Attack of the Hundred Yard Hardman
Parka
B0015FWOHQ