http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20071019/p1で紹介したBeirutの新作EP。
Beirutはアメリカ出身のシンガソングライターであるザック・コンドンを中心としたプロジェクトで、前作は「バルカン・フォーク」などと形容されていました。今回は2枚組のEPという変則的なリリースで、「なぜアルバムでない?」と思ったのですが聴いて納得。2枚それぞれで全く違う世界が展開されています。
1枚目のMarch Of The Zapotecは基本的に前作のあうとテイク集と言ってもいいような内容で、哀愁を帯びたメロディとホーンが響くまさにBeirutならではの世界。完成度高いです。
一方、2枚目のRealpeople Hollandはエレクトロニカ!
Beirut独自のメロディと声がエレクトロニカの世界で展開されています。そんなに斬新な曲はないのですが、面白いのが、エレクトロニカっぽいメロディにホーンが絡んだ4曲目の"The Concubine"。こんな感じの融合がうまく進めばけっこう面白そうです。
「必聴!」というほどものではありませんが、次のアルバムに期待をつなぐEPかと。
試聴はこちら↓(残念ながらこのEPの曲は聴けません)
http://www.myspace.com/beruit
MARCH OF THE ZAPOTEC
BEIRUT