まず、冒頭の"Everyone Is Guilty"のイントロが最高!
このやたらにかっこいい出だしから始まるのはニューヨークを中心に活動するAkron/Familyの3rdアルバム。このバンドの紹介としてAnimal CollectiveやDevendra Banhartが引き合いに出されたりしていますが、僕はFogやWhy?、特にFogが近いんじゃないかなと思います。
ひねったリズムの上にセッション的に乗るギター。時にホーンやハーモニカなどを交えてのアレンジ。なかなか聞きごたえがあります。
また、ひねくれた印象が強い中、中盤の曲を中心に意外にきれいなメロディを聴かせます。4曲目の"The Alps & Their Orange Evergreen"とか5曲目の"Set 'Em Free"はけっこうシンプルなフォーク。けれども、6曲目の"Gravelly Mountains Of The Moon"では歪んだギターが鳴り響く。この曲は、Fogっぽくもあり、同時にいかにもアメリカのロック的な曲で中盤のヤマと言っていいでしょう。つづく"Many Ghosts"はヴォーカルの感じがWhy?っぽい。
贅沢を言えば中盤から後半にかけてもう少し驚きがあるといいんだけど、全体的に面白いアルバムだと思います。
来週の月曜にDEERHUNTERとの来日公演があるそうで行きたいとこだけど、さすがに忙しくて無理かな。
試聴はこちら↓
http://www.myspace.com/akronfamily