国内盤もでていないのにHMVの店頭なんかでプッシュされているUK発の期待の大型新人、Florence & The Machineのデビューアルバム(8月の初旬に国内盤もでるみたいです)。
ここ最近、イギリスの女性アーティストとの活躍が目立ちますが、このFlorence & The Machineもそんな中から登場したフローレンス・ウェルチを中心としたユニット。
この前紹介したSlow Clubをはじめとして、ここ最近のイギリスではフォーク・カントリーっぽい感じで面白いバンドやアーティストが多いですが、このFlorence & The Machineはそういった流れからするとずいぶんとオルタナっぽい。そして、90年代のオルタナが持っていたようなスケール感がある。
オルタナ系の女性アーティストというとどうしてもビョークのことが頭に浮かびますし、実際、このFlorence & The Machineのもつ不思議なメロディ感覚というものはビョークを思い起こさせます。特に7曲目の"Drumming Song"なんかにはそうしたものを感じました。
ただ、神秘的な感じのあるビョークに比べると、もっと肉体的でしソウルフル。それでいて時に退廃的な表情も見せる感じです。
「地に足がついていない才能」という印象もあるので、今後はどうなるかわかりませんが、今はそのアンバランスさのようなものも含めて魅力と言えるかもしれません。
試聴はこちら↓
http://www.myspace.com/florenceandthemachine
Lungs-Lep Version
Florence & the Machine