Kevin Devine/Brother's Blood

 Kevin Devineはニューヨーク・ブルックリン出身のシンガーソングライター。で、これは5枚目のアルバムみたいです。
 いわゆるシンガーソングライターにしてはエモっぽい部分もあり、例えばBright EyesとかMiles Benjamin Anthony Robinsonなんか通じるものがあります。
 実際、3曲目の"Another Bag Of Bones"とか5曲目の"Brother's Blood"なんかはエモい。一方で、間に挟まれた4曲目の"Hand Of God"は軽快でキラキラした感じと、なかなかバラエティ豊かな構成です。
 ただ、それでも全11曲51分がやや長い。
 後半は、9曲目の"I Could Be With Anyone"からまた盛り上がってくるんだけど、そこに至る中盤が弱い気がします。この手のシンガーソングライターはよほど歌い手に力がないと、アルバム1枚丸ごとを引っ張りきれないんですが、このアルバムもややそういう感じが。
 その点、Bright Eyesなんかは圧倒的な存在感で聴かせちゃってたんですけどね。
 

 試聴はこちら↓
 http://www.myspace.com/kevindevine


Brother's Blood
Kevin Devine
B001YV516M