カナダの女性シンガーソングライターBasia Bulatの2ndアルバム。
ちょっとハスキーボイスのフォークシンガーといった感じですが、プロデューサーがArcade Fireにも参加しているHoward Bilermanということで、たんなるフォーク、あるいはカントリーとはひと味違った変化がありますし、それでいてストレートな歌声とメロディを聴かせてくれるのがこのアルバムのいい所。
バイオリンとかオルガンとかの楽器の使い方もいいと思いますし、4曲目の先行シングルだった"Gold Rush"なんかではカントリー的なバイオリンとちょっとドスの聞いた声がマッチしている。
前半はやや重々しい感じもあるのですが、7曲目の"If Only You"は軽快でキュートかつポップ!途中のちょっと抜けたようなホーンなんかもかわいらしい。個人的に一番好きな曲です。ポップな感じの曲だと11曲目の"Walk You Down"もいいですね。
後半は優しげで沁みるような曲が多くて、前半とはまた違った印象。
この手の女性シンガーソングライターはどうしても単調になりがちなのですが、このアルバムは変化があって面白いと思います。
試聴はこちら↓
http://www.myspace.com/basiabulat