この前出た「Is There Nothing We Could Do?」はTV番組用のサウンドトラックだったということで、オリジナルアルバムとしては「Born in the UK」以来4年ぶり。7枚目のアルバムと表記しているサイトも多いけど、サウンドトラックとかを除けば5枚目?
3rdアルバムの「One Plus One Is One」以降、アコースティック中心の、どちらかというとシンプルなサウンドになっているBadly Drawn Boyですが、今作はシンプルながら少しオルタナっぽい感じがあって、ちょっと冷めた感じのサウンドになっている。
特に2曲目の"The Order of Things"なんかは、Badlyならではのメロディーを今までと違ったアレンジで聴かせてくれる。
ただ、ここでのアレンジは新しいものの、このあとアルバム全体がこんな感じなので、全体を通して聞くと平板に聴こえてします。
例えば、アルバムのタイトルにもなっている"It's What I'm Thinking"なんて、もっとポップなアレンジでもいいと思うんだけど…。
よいところもあるんだけど、1stのことのカラフルなサウンドが懐かしくなってしまうアルバムでもある。