8/4〜8/6まで旅行に行ってきました。
まずは信濃大町からアルペンルートを通って富山まで。
信濃大町から富山地方鉄道の立山駅までは、バス→トローリーバス→徒歩→ケーブルカー→ロープウェイ→トローリーバス→バス→ケーブルカーという乗り換えの連続で、金額的にも合わせて9000円以上かかるけっこうな道のりなのですが、苦労するだけあって見どころはたくさん。
まずは、黒部ダムの工事のために掘られたトンネルをトローリーバスで。曲がりくねった長いトンネルは難工事のあとを偲ばせます。
そしてトンネルを抜けると黒部ダム!
さすがにでかくて迫力満点。プロジェクトXの世界ですね。
そこは標高2450メートルの世界。8月だというのにまだ雪も残っていて、地面を覆い始めた草の色がとっても鮮やか。
で、その後はどんどん富山側に下りて行って、富山地方鉄道の立山から富山市内へ。
「かど番」という居酒屋で刺身とか、白エビのフライとかいろいろ食べたけどうまくて安い!けっこう食べたのに二人で6500円以下という東京では考えられないお値段でした。
このあとも感じましたけど富山は外食の価格が安いですね。
- 富山
2日目は富山市内を中心に観光。
この日は最高気温34.5℃という厳しい熱さの中歩きまわって超焼けた…。
まずは駅前からバスで豪農の屋敷が保存してある内山邸へ。ちなみにバス停の位置は案内所とかで聞かないとわかんないと思います。
内山邸の外観はこんな感じ。地味だけど、内山家は最盛期には千石の地主だったとか。当主は元禄期に松尾芭蕉もびっくりするほど全国を旅しているし、地方における豪農文化ってやつを感じさせます。
農民の屋敷なのに庭もしゃれてる。茶室も立派なものがありました。
その後は炎天下の中を歩いて、ライトレールの城川原の駅まで歩いて、そこから東岩瀬へ。
岩瀬の街は昔廻船問屋があった通りを中心に綺麗に整備されていて、雰囲気がある。写真は重要文化財にも指定されている北前船の廻船問屋だった「森家」。館長が「森家」の魅力を熱く語ってくれました。
そのあとは、「天よし」というお店で白エビかき揚げ丼食べて、美味し。ライトレールで富山駅に帰ってきました。ちなみにライトレールは路面電車の進化版みたいな感じかと思ってましたけど、路線の大部分は旧JR富山港線で、普通の鉄道のようでもありました。
市内では、富山城とその中の富山市郷土博物館を見学。
富山城自体は戦後作られた鉄筋の建物で、もともとの富山城にはこんな天守閣はありませんでした。
中の展示は凝ってて面白かったですけど、城自体は特に見る価値はないですね。
- 高岡
3日目は高岡へ。
まずはなんといっても瑞龍寺。
江戸時代に建てられた禅宗の寺院なんだけどスタイリッシュですばらしい。ちょっと京都の萬福寺に似ている感じですが、境内が芝生っていうと、周囲のしっかりとした回廊の造りが魅力的です。
その後、日本三大大仏と呼ばれる、というか自称している高岡大仏へ。これは正直、特にどうでもよかった。
さらに山町筋の土蔵造りの通りにも行ったんだけど、これもいまいち。
が、それよりさらに先にある金屋町の通りは良かった!
雰囲気も土蔵造りの通りよりもずっとあるし、高岡市鋳物資料館もけっこう面白い。工芸品の作り方に興味のある人とかはぜひ。あと、『もののけ姫』にもあった、たたらを踏むことができます。
という富山旅行でした。
富山は食事も美味しくてよかったけど、観光地としてはもうちょっとアクセスとか雰囲気作りを頑張ればいいのにってとこもある。
まあ、ガツガツした昭和的な観光地よりはいいんですけどね。