2011年の紅白歌合戦を振り返る

 あけましておめでとうございます。
 2012年も当然紅白の振り返りから1年のスタートです。

 が、今年は大晦日に実家に行ったらTVが完全に壊れてて、紅白直前に近所のヤマダ電機に行って、速攻で32型の液晶テレビ買って、配送は無理って話なので根性で持って帰って紅白を見るという展開。
 まあ、なんとか無事に紅白を最初っから最後まで見て、無事に年を越すことができました。
 以下、各歌手の短評。



flumpool→ 合唱団出てくるとボーカルが埋もれて存在感なし…
西野カナ→ 意外とうまいのかも。少なくとも倖田來未とかよりは上手い。
猪苗代湖ズ→ これはよかった!サンボマスターのボーカルは苦手なタイプなんだけど、この歌に限ってはこの過剰ルサンチマン的なものもいいと思う。
伍代夏子→ 猪苗代湖ズのあとは完全に貧乏くじ
水森かおり→ 後ろの曲芸は何なの?本人がヘボすぎるからなのか?
椎名林檎→ 最初はちょっと緊張してたけど最後はさすが!まあ、個人的には"21世紀宇宙の子”を希望だっかたけど。


少女時代→ 一人金髪のロングで変な人がいない?一人だけヘアメイクがついていなんじゃないかと思わせる人がいた。
ゆず→ 今年はサビに岩沢メインの部分があってよかった!ファンは怒るだろうけど「いっそ岩沢のソロで…」と思ってしまうほど岩澤は買ってる。
東方神起→ 二人になってどうなの?と思ったけど、パフォーマンスとしては圧倒的にハイレベルだった。
千昌夫→ 一時期グダグダで全然声出てないし歌も崩しまくりだったけど、今回はそこそこ持ち直してた。
西田敏行→ これも作詞は秋元康なんだな。ありきたりな歌詞だけど少し工夫してある。そして西田敏行も熱唱。
長渕剛→ 歌は悪くないかもしれないけど、大トロのようにコッテリした歌の前に、あんなにしつこい前口上を延々話すのはどうか…。しかも間奏でも語りを入れるし…。具が大トロの二郎ラメーンを食べたみたいだ…。
和田アキ子→ ひどく劣化
嵐→ そろそろ曲のパターンを変えてもいいんじゃないかと?”ふるさと”の歌を見るかぎり大野、二宮はけっこう上手いし(大野くんはジャニーズで一番うまい?)、一番の穴の松潤もあれならなんとかなる。口パクに頼るんじゃなくて、ソロを聴かせるような構成の歌でもいけるんじゃないかな?そしてトリをやるにはたぶんそれが必要。
松田聖子&紗耶香→ 中継でしかも「上を向いて歩こう」を歌う必然性がどこにある?しかも紗耶香はあれで初出場とか言えるのか?声は年上のお母さんのほうが断然出てます。
氷川きよし→ バカな歌だけどしびれた!最後の♪情熱のマリアッチ♪をノーブレスで行ってあの最後の伸び。全日本歌上手いランキングで石川さゆりとトップを競っている感じだな。
松任谷由実→ ひどく劣化。キー下げてたし、醜態。
石川さゆり→ さすが!赤組女性演歌陣のふがいなさを一人で吹き飛ばした感じ。
SMAP→ ”世界で1つだけの花”をチョイスしなかったのは良かったけど、”オリジナル・スマイル”は「笑顔抱きしめて 悲しみすべて 街の中から消してしまえ」という歌詞は、震災の年にはやや軽かったか?


 今年は個々のパフォーマンスは良かったけど流れが悪かった。
 前半だったら猪苗代湖ズであれだけ震災ムード盛り上げたあとにラルクアンシエルが出てきてもみんな困っちゃうでしょ?
 AKBもあれだけ勢いがあるんだからもう少し中盤(第2部の最初のほう)で起用するべき。震災関連のやつも白組に集中していて、紅組は演出的にこれといったものがなかったんだから、そのへんをAKBでやってもよかったかも。

 
 勝敗的にはトータルで見ればやや白か?と思ったけど結果は赤。
 これはおそらくトリの石川さゆりのおかげ。紅組は前半のトリ対決も椎名林檎で制しているので、そのあたりかな?


 最後にいらないベスト3は、水森かおり、NYC、AAA。