Summer Campはジェレミーとエリザベスによるイギリスのデュオユニット。レーベルはMOSHI MOSHI RECORDSでフルアルバムとしてはこれがデビュー作になります。
１曲目をはじめ、女性ボーカルのエリザベスがメインに来る曲はThe Pipettesを思い出させる感じです。ローファイでやや古臭い感じのシンセが鳴り響く曲の印象やエリザベスの歌い方はThe Pipettesとダブります。
ただ、The Pipettesのような企画物っぽさはなくて、あくまでも自分たちの好きな音楽を追いかけてこういう形に落ち着いたという印象です。エリザベスの歌もなかなかの上手さで意外とパワフルで、なおかつカワイイ。"Ghost Train"なんか特にカワイイですね。また、ジェレミーがメインボーカルの曲もあるのでアルバム全体を通して色々な変化が楽しめます。
これでThe Pipettesのデビュー作にあった"Pull Shapes"のようなキラーチューンがあれば文句なしですが、そういった曲はないのでややインパクトという点では欠けるかもしれません。けど、全体的にメロディもなかなかですし、この手の物が好きな人は楽しめるアルバムだと思います。
Welcome to Condale
Summer Camp 
