The School/Reading Too Much Into Things Like Everything

 ウェールズ出身の8人組の2ndアルバム。
 12曲入りでトータル29分弱という、ストレートなポップアルバム。ほとんどの曲が1つか2つのアイディアだけで構成されていて、潔さを感じさせるほど。
 基本的にはオールディーズっぽい王道ポップソングで、斬新なところはないです。ただ、ボーカルのLizの声とそれにかぶるコーラスは相変わらずいいですし、単純なアイディアの聴かせ方が上手い。
 例えば、5曲目の"That Boy Is Mine"なんて、ほぼLizが♪That Boy Is Mine♪って歌っているだけの曲なんだけど、後半に入ってからのスピードアップするところがたまらなく気持ちいい。
 7曲目の"The Grass Is Always Greener On The Other Side"は、間奏でのトランペットの使いかたが絶妙。やや古臭くて素人っぽいトランペットの音なんだけど曲の雰囲気に見事にハマっている。
 30分弱のさらっとした感じのアルバムですが、最後まで気持ちよく聴けるアルバムですね。


The Grass Is Always Greener On The Other Side


Reading Too Much Into Things Like Everything [Analog]
School
B007G1I2BK