イギリスのシンガーソングライター、Laura Marlingの5枚目のアルバム。
Laura Marlingは1stの「Alas, I Cannot Swim」と2ndの「I Speak Because I Can」、さらにLaura Marlingが参加していたNoah And The Whaleのアルバム「Peaceful, The World Lays Me Down」は聴いていたのですが、だんだんと落ち着いてしまってきた感じで、ここ2枚のアルバムは聴いていませんでした。
シンガーとしての落ち着きや貫禄は出てきたものの、ポップさが後退して曲としてもおもしろみは減ったような気がしたからです。
ところが、今作は落ち着きだけではなくエモっぽさが前面に出ていて面白くなっていると思います。
2曲目の"False Hope"にしろ、3曲目の"I Feel Your Love"にしろ、5曲目の"Strange"にしろ、今までにはないヒリヒリとした感じがあって、きれいなだけな曲ではないです。
8曲目の"Gurdjieff's Daughter"も疾走感のある曲をがっちりとコントロールしながら歌い上げており、シンガーとしての成熟のようなものも感じさせます。アルバムのタイトルにもなっている11曲目の"Short Movie"も、シンガーとしての成熟と迫力を感じさせるような出来。とても25歳とは思えません。
ただ、個人的には25歳にしては成熟し過ぎているとも思う。もうちょっと若さとか若気の至りのようなものが見えたほうが個人的には好みです。
ショート・ムーヴィー
ローラ・マーリング
ちなみにCDは高いので自分は配信で買いました。