コロラド州デンヴァーを中心に活躍するフォーク・ロック・バンドの2ndアルバム。
セルフタイトルの1stは、Of Monsters And MenとかMumford & Sonsあたりと同じ流れに乗った感のあるアルバムで、やや古臭い感じのフォーク・ロックをちょっとポップなアレンジで聴かせていたのですが、今作もそれも基本的には変わりません。
Of Monsters And MenとMumford & Sonsが、その後スケール感を出そうとしてやや苦戦したのに比べると、無理にスケール感を出そうとしなかったこのThe Lumineersの2ndは1stのファンにも聴きやすいと思います。
3曲目の"Cleopatra"や4曲目の"Gun Song"あたりは、それなりにスケール感があってライブなんかでは盛り上がりそうですが、あくまでも自分たちできる範囲でのアレンジとなっており、手作り感のようなものは薄れていないです。
逆に言うと1stに比べて何か目新しいものがあるのかというと、それはあまり見当たらないのも事実。1stの"Ho Hey"や"Submarines"ほどキャッチーな曲というのもないですね。
ただ、トータル35分ほどで最後はきれいなピアノのインストで終わるので、非常に耳障りの良いアルバムであることは確かです。
Cleopatra
Lumineers