Travis、3年ぶり10枚目のアルバム。下の写真を見ればわかるようにジャケがダサいので、同じくジャケのダサかった「Ode To J. Smith」みたいな出来では?と心配しましたが、これは悪くない。
10曲収録ですが、アルバムトータルタイムは34分ほど。3分前後の短い曲が並んでいます。
それでいてメロディはなかなかいいものが揃ってるのですから、アルバム1枚が気持ちよくさらっと聴けます。
アルバムの構成としても、1曲目の"What Will Come"と2曲目の"Magnificent Time"で弾みをつけて、そのままダレることなく後半にまで持っていく展開。
9曲目の"Idlewild"はTravisとしては珍しく、イギリスの黒人女性シンガーJosephine Oniyamaをゲストに迎えた作品。この曲の彼女の声がアルバム全体の良いアクセントになっていると思います。また、フランがかなり抑えめに歌っているのでますます彼女の声が引き立ちます。
そしてラストの"Strangers On A Train"。唯一5分近くある曲で、Travisらしい美しいメロディとスケール感が同居したいい曲だと思います。
それほどインパクトのあるアルバムではないと思いますが、飽きずに繰り返し聴けるアルバムに仕上がっていると思います。