読みはマイケル・キワヌーカまたはマイケル・キワヌカ。ウガンダにルーツを持つイギリスのソウル・シンガーになります。
前作も話題になっていましたし、このセカンドアルバムではUKチャートのNo.1にもなったらしいですが、恥ずかしながら今作で初めて知りました。
黒人のソウルというと歌声はいいのですが、その歌に頼りすぎてしまってトラックがやや退屈ということが多く、個人的にそれほど聴いていないジャンルなのですが、これはいいですね。
もともと、Michael Kiwanukaはセッション・ギタリストとしても活動したりしていたようで、また、ベースもやっていたようです。
それもあって、トラックが非常に凝っていて飽きさせません。
特にアルバムタイトルにもなっている"Love & Hate"はコーラスから始まって、歌が入り、後半はエレキギターが入ってストリングスも絡んでくる。これは傑作だと思います。
他にも2曲目の"Black Man In A White World"のリズム感とかもいいですし、8曲目の"Rule The World"の歌の映える抑えたトラックも良いと思います。
音としてはマーク・ロンソンがプロデュースしたAmy Winehouseの「Back To Black」を思い出したところもありますが、アレンジはそれよりもいいんじゃないでしょうか。
あと、ADELのツアーの助演もしたことがあるようで、メジャーっぽいスケール感も併せ持っています。
とにかく、これはよいアルバムですね。
Love & Hate
Michael Kiwanuka