Bat For LashesことNatasha Khanはパキスタン人を父に持つイギリスの女性アーティスト。聴いた時は若手かとも思いましたが、1979年生まれでこのアルバムが4枚目とけっこうキャリアのあるアーティストです。
全然知りませんでしたけど、Radioheadのオープニングアクトをつとめたこともあるそうです。
比較的ダークな感じを漂わせる曲が多く、またボーカルもその雰囲気にハマっています。ちょっとDaughterやLondon Grammarとか思い出しましたが、ボーカルとしてのスケール感はこちらのほうがあると思います。高音の伸びもいいですし、トラックの音が少なくてもボーカルだけで曲を引っ張る力があります。
全体的にスローテンポの曲が多いですが、5曲目の"Sunday Love"は、早めのテンポで妙な切迫感を感じさせるいい曲だと思います。
ただ、後半はスローテンポな曲ばかりなので、ややアルバムに起伏が乏しい感はあります。個人的には"Sunday Love"のような曲がもう1曲欲しかったですね。
そうは言っても非常に雰囲気のあるボーカルなので、それだけでアルバム1枚聴けてしまいますね。
BRIDE
BAT FOR LASHES