Jorja Smith/Lost & Found

 ジョルジャ・スミスと読むそうです。1997年生まれのイギリス・ウォルソール出身のシンガーソングライターでこれが1stアルバムです。

 父親がソウル・ミュージックにジャズ、ファンク、ヒップ・ホップ、ハウスの要素などを加えたネオ・ソウルグループのシンガーだったということもあり、このアルバムにもR&Bを中心にいろいろな要素が詰め込まれている感じです。

 とりあえずは以下の"Blue Lights"を聴いてみてください。

 


Jorja Smith - Blue Lights | A COLORS SHOW

 

 これを聴くと、若いながらも非常に洗練されていると思います。声は若くてはりがあるんだけど、同時に落ち着きもあります。

 ドレイクがプッシュしたらしいですけど、トラックから漂うおしゃれな感じからするとそれも納得。そしてドレイクには感じないエモさもありますね。

 あと、今年出た宇多田ヒカルのアルバムなんかに比べると、音が凝っていると思います(宇多田ヒカルは楽器の音にはあんまり興味がない感じですよね)。

 

 楽曲ではなんといっても動画を貼った"Blue Lights"(8曲目)が一番いいですが、1曲目の"Lost & Found"、2曲目の"Teenage Fantasy"、4曲目の"February 3rd"あたりもいいです。10曲目の"Goodbyes"、11曲目"Tomorrow"の歌いっぷりもいいですね。声が伸びますし、シンガーとしても才能も感じさせますね。

 今年のサマソニにも来ていたので(さっき知った)、知っている人はとうに知っていると思いますが、良いアルバムだと思います。