Kanye Westのニューアルバムは何とトータル1時間49分。
ここまで来ると、アルバム1枚の印象を語るのは無理ですね。買ってから1月くらい経つのですが、いまだにアルバム全体の流れというか、ここで盛り上がってここは心地よくみたいなポイントがつかめない。最近のポップス系だと30分台も多いので、全27曲1時間49分の情報量に頭がついていかない感じです。
Kanye Westの前作「JESUS IS KING」はかなりゴスペル的な要素が強いアルバムでしたが、本作はかつてのKanye Westを思い起こさせるようなヒップホップのアルバムに仕上がっていると思います。
曲は平均的に良いですが、印象に残るのは男性のコーラスにインパクトがある11曲目の”24”、暗めのトーンとゴスペルが入り交じる15曲目の"Donda”、カニエの歌が力強くて後半のピアノがいい感じの22曲目の"Come to Life"あたりですかね。
ただし、やはり曲が多すぎてなかなか個々の曲の評価ができないのもあって、例えば2曲目の"Jail"も印象に残る曲ではありますが、それは24曲目に"Jail pt 2"があって2回聴いているからではないかということかもしれない…。
アルバムを通して聴くというよりは、好きな曲をピックアップして聴くのが正解かもしれません。