主人公がヤバい奴だとの評判を聞き、俄然興味が湧いたので見てきました。
主人公の東ゆうはアイドルを目指す女子高生ですが、実はオーディションなどには落ちており、東高に通う自分を含め、地域(たぶん房総半島)の東西南北からかわいい女の子を集めてアイドルユニットをつくることを目指します。
バンドを描いた映画とかでは、音楽好きが集まってバンドを組み売れるんだけど、売れていく過程で「どこまで?何を求めるか?」という違いでバンドが分解していくケースが多いですが、この『トラペジウム』は主人公以外アイドルになりたいと思っていないのに、それを主人公がアイドルに仕立て上げていくという展開。
アイドルグループ結成のための友情、アイドルとして注目されるためのボランティアとカントが見たら激怒のストーリーで、とにかく主人公はアイドルになるためにプランを作り、それに仲間を巻き込んでいきます。非常に自己中心的なのです。
ただ、作り手もそのあたりはわかっていて4人に中で主人公が一番可愛くない造形になっていますし、主人公がヤバい言動をするときはヤバさがわかるような演出になっています。
そういった意味では批評的なスタンスも持った作品であり、物語の持つ「痛さ」も見れる形になっています。
でも、この原作を書いたのが乃木坂にいた人だってのはなんか怖いものはありますね…。