人々は政治に対してどのような関心を持ち、多くの情報をどのように判断して、どのように行動(投票)するのか?
こうしたことは昔から研究されてきましたが、近年ではその手法も洗練され、さまざまな研究が行われています。また、Brexitやトランプ大統領の誕生など、一昔前の感覚からすると「まさか」と思うようなことも起こっています。
本書は政治意識に関する重要なトピックについて、その研究の蓄積と動向を紹介したレビュー論文集になります。
レビュー論文集ということで、何か驚くべき発見があったりするわけではないですが、本書を読むことで、どこまで研究が進んでいて、どんな問題が焦点になっているかということがわかるかと思います。
基本的には政治学に強い興味がある人向けの本だと思いますが、そうでない人が読んでもいくつかの発見がある内容になっています。
個人的には、第2章の「ライフサイクル」、第7章の「イデオロギー」、第8章の「価値観」、第11章の「政治的分極化」あたりを面白く読みました。
本来ならば、面白かった章の内容を紹介してきたいところですが、「読んでから結構時間が経ってしまった」+「読み返してブログを書いていくだけの時間がない」ということで、「読んだ」という記録としてこれだけをアップしておきます。
目次と執筆者は以下の通り。
第 I 部 態度の形成過程
第 1 章 政治的社会化 【太田昌志】
第 2 章 ライフサイクル 【秦 正樹】
第 3 章 メディア 【大森翔子】
第 II部 態度の様相
第 4 章 政治的疎外感 【岡田葦生】
第 5 章 手続き的公正【中谷美穂】
第 6 章 経済評価 【大村華子】
第 7 章 イデオロギー【遠藤晶久】
第 8 章 価値観【日野愛郎・貫井 光】
第 9 章 対外政策【松村尚子】
第 III部 課題の中の政治意識
第10章 排外主義【五十嵐彰】
第11章 政治的分極化【小椋郁馬】
第12章 政治意識研究の方法【三輪洋文】
