Kendrick Lamar/good kid, m.A.A.d. city

 2012年のミュージック・マガジンのヒップホップ部門第1位のアルバム。
 で、その記事を立ち読みして家に帰ってYoutubeを見てみたら、"Rigamortus"という曲が異常なまでのかっこ良さ。そこで速攻でAmazonで買ったわけですけど、"Rigamortus"は「Section.80」というこのアルバムの前のアルバムに入ってるんですね。
 とりあえず、"Rigamortus"を紹介しておきますけど、これはいいです。



"Rigamortus"はAmazonのMP3で100円で買えますし、アルバム自体も600円で買えます。



 というわけで、このアルバム「good kid, m.A.A.d. city」に関してはやや肩透かしを食らった感もあるのですが、ほぼ新人といっていいキャリアなのに非常に落ち着いて渋いトラックが多い印象。
 Dr. Dreがプロデュースなので、隙がない構成になっているのはそのプロデュースの影響が大きいのかもしれないけど、全体的に新人離れした落ち着きと緊迫感がある。
 ゲストにはDr. DreやDrakeの名前もあるので、別に売れ線から外れているわけではないのですが、印象に残るのは例えば7曲目の"good kid"のような派手なフックもなく、渋目のトラックにたんたんとラップが乗るような曲。この"good kid"から次の"m.A.A.d. city"の流れの部分はいいですね。
 10曲目の"Sing About Me, I'm Dying Of Thirst"も決して派手な曲ではないですが、沈んだ感じながら緊迫感が伝わってくるような曲です。
 全体的に聴きこむほど、味わいが深くなるようなアルバムだと思います。
 あと、僕が買ったときはデラックス盤の在庫がなかったような気がしましたけど、今は復活しているようなのでデラックス盤のほうにリンクしておきます。
 

Good Kid M.a.a.D City
Kendrick Lamar
B00913P6G0