Common/Nobody's Smiling

 Commonの11枚目のアルバム。ここ最近のCommonのアルバムは、前作の「The Dreamer / The Believer」のNasをゲストに迎えた"Ghetto Dreams"や、前前作の「Universal Mind Control」の"Gladiator"のような派手な曲があって、それがアルバム全体を引っ張っている感じがあったんだけど、今作はそういった曲が見当たらず、地味といえば地味。
 エグゼクティブ・プロデューサーはNo I.D.。Commonの初期の曲をプロデュースしていたのがNo I.D.とうことなので、初期の曲調に近いんでしょうかね?(Commonを聴き始めたのはKanye Westがプロデュースした「Be」から)。
 それでも、アルバム全体は飽きずに聴けますし、トラックも地味ながらよく出来ていると思います。3曲目の"Diamonds"とかよいです。
 ラップに関しては評価できませんが、Commonは安定して上手いですよね。
 というわけで、Commonのファンにとってはいいかもしれませんが、「Be」以降のニワカからすると、もうひとパンチほしい感じもします。



Nobody's Smiling
Common
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