CD
2003年にデビューしたThe Raveonettesの9枚目のアルバム。前作の「2016 Atomized」が2017年のリリースで7年ぶり。正直活動休止したものを思っていました。 で、そんな久々なニューアルバムの中身ですが、びっくりするほど変わらない。タイトルもこんな感じな…
椎名林檎のニューアルバム、とは言ってもリリースされたのもDLしたのも結構前ですね。 今作の特徴は女性アーティストととのコラボで、PufumeののっちやAI、宇多田ヒカル、新しい学校のリーダーズなどと組んでいます。 やはり椎名林檎も昔のようなエモさはな…
ここ最近、全然新しいアーティストやアルバムを追えてなくて、昔ちょっと聴いたことがあったSt. Vincentのニューアルバムが良いとの評判を聞いて聴いてみました。 St. Vincentは2007年にデビューしたアメリカの女性アーティストで、デビュー前はポリフォニッ…
2021年に20年ぶりに活動を再開させた浅井健一とUA、TOKIEと椎野恭一によるバンドAJICOの復帰第二作目のEP。 復活したときもここしばらくの浅井健一に感じてしまう手癖に流れてしまう感じがなくていいと思ったのですが、このEPもそうですね。 表題作の”ラヴの…
去年出たBeirutのニューアルバム。Beirutのファンであれば1曲目の"Hadsel"の感想の♪タラリラタラリラ♪というホーンの部分だけで満足できるのではないでしょうか? 僕は満足しました。 アルバムタイトルの「Hadsel」はノルウェーのハドセル島という島の名前か…
羊文学の昨年でた4枚目のアルバム。 3枚目の「our hope」と同じく2曲目にシングル曲がきて、終盤でもう1回盛り上がりがくる構成でアルバムとしては同じテイストの印象を受けます。 比較すると、2曲目の”more than words”は前作の2曲目の”光るとき”に及ばない…
毎年やっているので一応やりますが、今年もあんま枚数聞けてない+11月末のチバユウスケの訃報で、そこからチバユウスケ追悼月間になってしまって、ブログでの紹介もできませんでした。 本当はMr.Children「miss you」やSufjan Stevens「Javelin」も買ったの…
前作の「Typhoons」が良かったベース/ヴォーカルとドラムという2人組のロックバンドRoyal Blood のニューアルバム。これが4枚目になります。 この手のバンドはどうしても「1stはよかったけど、だんだんネタが無くなって…」となりやすいのですが、このRoyal …
マラウイ共和国にルーツをもつボストン出身のノンバイナリーのアーティスト、Anjimile(アンジマリ)の2ndアルバム。 前作の「Giver Taker」は基本的にはフォークと言う感じで、静かで内省的なアルバムでしたが、今作はそのイメージを大きく打ち破ってきてい…
崎山蒼志のメジャーでの3rdアルバム。 前作の「Face To Time Case」は"嘘じゃない"をはじめとしてメロディは良かったのですが、ストリングスなどを用いたせいで持ち前のグルーヴ感が隠れてしまったように感じていて、さあ今回は?という思いで聴きました。 …
スピッツのニューアルバム。リリースを聞いたときは「「醒めない」以来、かなり久々?」と思っていたら、2019年に「見っけ」がリリースされていたのを完全に見逃していたという…。 というわけで、買う前に一度がっくりきてしまったのですが、このアルバムを…
2017年の「Sleep Well Beast」で、Radiohead以来、複雑化をつづけてきたロックの1つの頂点を極めた感があったThe Nationalのニューアルバム。 前作の2019年発売の「I Am Easy to Find」では、女性ボーカルを多数featuringして、さらなる複雑化を志向しました…
Daughter、7年ブルのニューアルバム。途中で、ボーカルのエレナ・トンラのソロであるEx:Re名義のアルバムはありましたけど、Daughter本体は本当に久々ですね。 そして、期待通りにいい。 Ex:Reのアルバムも良かったですが、やはりDaughter本体になると、イゴ…
RAYE(レイ)はイギリスのシンガーソングライターで、イギリス人の父親とガーナとスイスをルーツに持つ母親から生まれたそうです。2010年代半ばから活動をしており、注目も浴びていましたが、今作が初のフルアルバムになるそうです。 歌詞をきちんと聴いてい…
2018年にリリースされたアルバム「Cocoa Sugar」が素晴らしかったYoung Fathersのニューアルバム。自分が聴き始めたのは前作からですが、今作が4枚目のアルバムということです。 スコットランドのエディンバラで結成されていますが、メンバーの3人のルーツは…
前作の「Sometimes I Might Be Introvert」が素晴らしく良かったUKの女性ラッパーLittle Simzのニューアルバム。 前作のような派手なかっこよさはないですが、相変わらずセンスがよいですし、小気味のいいラップに50分という長さでアルバムを通しても聴きや…
今年は「これ!」という1枚を見つけることができなかった感じですね。一応、そこそこいいアルバムはあったのですが抜けた1枚はなしです。 収録曲の良さならばBig Thiefなんですけど、やはり70分を超えるボリュームはアルバムとしてはどうなのかと。 もうアル…
アニメの『平家物語』のテーマ曲"光るとき"が非常に良かったので、アルバムも買ってみましたが、まず、"光るとき"は非常に良いですね。 アルバムだともう少しギターのザラザラした感じが目立つアレンジなのですが、それを含めていいと思いますし、ボーカル&…
Syrup16g、5年ぶりのニューアルバム。 かなり音圧のあるギターから始まる1曲目の"I Will Come (before new dawn)”から。相変わらずなSyrup16gワールドが展開されていますね。 五十嵐隆も50近くになって、変に成熟してしまってもおかしくない年頃ですが、相変…
カナダの女性2人、男性3人編成のバンドの3rdアルバム。 1st、2ndとローファイな感じながらもところどころに非常に印象的なメロディがあって今まで聴いてきましたが、この3rdアルバムはもはや「ローファイ」という言葉でくくれないくらいバンドサウンドが充実…
Yeah Yeah Yeahsの9年ぶりのアルバム。まさかここに来てニューアルバムが出るとは思っていませんでしたが、これがなかなか良いです。 Yeah Yeah Yeahsといえば、スカスカのサウンドに表現力のあるKaren Oのヴォーカルが乗っかってくるのが魅力でしたが、本作…
リアン・ティーズデールとヘスター・チャンバースからなるUKの女性二人組のバンドのデビューアルバム。 音はスカスカ気味でローファイな感じで、特に複雑なことはやっていないんですけど、メロディと二人のボーカルがいいですね。 ちょっとやさぐれた感じの…
Stars、5年ぶり9枚目のアルバム。 1stアルバムのリリースが2001年で、もう20年以上のキャリアがあるバンドですが、1曲目の"Palmistry"から、いかにもStarsなメロディとサウンドです。2曲目の"Pretenders"もそう。"Palmistry"がTorquilメインで、"Pretenders"…
オーストラリア出身のSSWの3rdアルバム。デビュー作から聴いていますが、メロディーの良さと引き出しの多さが特徴で、今作も飽きさせない中身になっています。 例えば、2曲目の"Solid Ground"なんかがいかにもVance Joyっぽい曲だと思いますが、決して派手な…
Radioheadのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、そして Sons Of Kemetのトム・スキナーからなるバンド・The Smileのデビューアルバム。 ここ最近のRadiohead のアルバムに比べるとやや明るい感じで、ポップよりな印象も受けますが、プロデューサーがい…
Kendrick Lamarの5年ぶりのニューアルバム。「ザ・ビッグ・ステッパー」と「ミスター・モーラール」というタイトルの2枚組の構成という形になっています。 「DAMN.」がアルバム全体を通じてやや重苦しいムードがあったのに対して、今作はトラックもバラエ…
アイルランド・ダブリン出身のバンドの3rdアルバム。ジャンルとしてはポスト・パンクで、前作の「A Hero's Death」から聞き始めてます。 とにかく非常に雰囲気の良いバンドだと思ったのだけど、この手のバンドの難しさは雰囲気の良さで押せるのは最初だけで…
Phoebe Bridgersが来日した際にギタリスト、そして前座を務めていたLAを拠点にするフォーク・シンガーの2ndアルバム。 ギター中心の非常にオーソドックスなフォークかと思いきや、1曲目の"Strawberry Lemonade"も最後で少し変化をつけてきますし、3曲目の"Ru…
昨年出た「find fuse in youth」が素晴らしかった崎山蒼志のアルバム。メジャーデビュー後の2ndアルバムということになりますね。 今作もメロディー的には光るものがあり、また全体的なスケール感もアップしています。 ただし、そのスケール感のアップがいい…
2019年に「U.F.O.F.」と「Two Hands」いう2枚の良質なアルバムをリリースして一躍脚光を浴びたBig Thiefの新作は20曲1時間20分というボリュームでCDだと2枚組リリース。 もとからメロディは冴えていますし、ボーカルのAdrianneの声もいいのですが、今作では…