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椎名林檎/三毒史

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椎名林檎の4年半ぶりのオリジナルアルバム。圧倒的に良いのは宮本浩次をフィーチャーした"獣ゆく細道"で、宮本浩次の歌手としての力量をいかんなく見せつけた1曲で、暴走していきそうでありながら、1つも音を外さないボーカルは本当に見事です。 エレファン…

The National/I Am Easy To Find

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前作「Sleep Well Beast」が素晴らしかったThe Nationalのニューアルバム。前作はここ20年ほどのロックの到達点といった感じで、複雑なドラムと緻密で切れのあるギターが融合した傑作でした。グラミー賞も受賞しましたし、少なくともインディー・ロックの世…

Nilüfer Yanya/Miss Universe

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Nilüfer Yanya(読み方はニルファー・ヤンヤらしい)はUKで活動する23歳のソウルシンガー。ただし、このデビューアルバムの実質的なオープニング曲"In Your Head"はロックナンバーで、これが良い。 ソウルというジャンルはものによってはやや単調に聞こえが…

Karen O & Danger Mouse/Karen O & Danger Mouse

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Yeah Yeah YeahsのボーカルKaren Oが今までさまざまなアーティストをプロデュースしてきたDanger Mouseと組んだアルバム。 といっても、実は自分は今までDanger Mouseのプロデュース作品をあんまり聴いていなくて、あんまりDanger Mouseの特徴というのはよく…

Ex:Re/Ex:Re

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DaughterのボーカリストElena TonraがEx:Reという名義でリリースしたソロアルバム。昨年の年末に出ていたようですが、今年に入ってから気づきました。 “Ex:Re” の名前は「Regarding ex (元カレについて)」と「X-Ray (レントゲン)」に由来しているそうで…

Beirut/Gallipoli

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ザック・コンドン率いるBeirutの5枚目のアルバム。Beirutは個人的には3枚目の「The Rip Tide」が大傑作だと思っていて、それに比べると前作の「No No No」は軽めというか地味というか、悪くないけどあまり引っかかりを感じないアルバムでした。 それに対して…

2018年ベストアルバム

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去年の年末のふくろうずの解散発表、今年のチャットモンチーの解散と邦楽に関しては喪失感の大きかった去年から今年ですが、洋楽ではYoung FathersとCar Seat Headrestを発見することが出来て(両者とも1stアルバムではないのですが…)、もう少しだけ音源探…

Twenty One Pilots/Trench

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アメリカ・オハイオ出身の二人組バンドの5thアルバム。最近のヒット事情に疎い自分はこのアルバムで初めて知りましたが、前作の4thアルバム「Blurryface」で大ブレイクしているのですね。 映画『スーサイド・スクワッド』のサントラなどにも楽曲を提供して…

Jorja Smith/Lost & Found

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ジョルジャ・スミスと読むそうです。1997年生まれのイギリス・ウォルソール出身のシンガーソングライターでこれが1stアルバムです。 父親がソウル・ミュージックにジャズ、ファンク、ヒップ・ホップ、ハウスの要素などを加えたネオ・ソウルグループのシンガ…

Mr.Children/重力と呼吸

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Mr.Children19枚目のアルバム。前作で小林武史のプロデュースから離れてバンドサウンドっぽさを取り戻したミスチルですが、今回の路線もそう。一時期鳴りを潜めていたロックっぽさも感じられます。 "海にて、心は裸になりたがる"とか"day by day (愛犬クルの…

Yves Tumor/Safe In The Hands Of Love

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イヴ・トゥモアと読むようです。経歴とかはあまり良くわからない人物ですが、ベルリンの実験的レーベル〈PAN〉から〈Warp〉に移籍し、これが移籍後の初アルバム。 星野源の"アイディア"の2番以降の展開を聞いたときに「ポップスの中の変態」という言葉が思い…

 Car Seat Headrest/Teens Of Denial

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先日聴いた「Twin Fantasy」が非常に良かったシアトルのアーティスト、ウィル・トレドによるプロジェクトCar Seat Headrestの1枚前のアルバム。17歳の時に11枚のアルバムを完成させてBandcampで売り始めたということなので、このアルバムが何枚目なのかはよ…

 PRhyme/PRhyme 2

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ヒップホップ界の大物プロデューサーとして知られるDJプレミアとデトロイトのラッパー、ロイス・ダ・ファイブ・ナイン(Royce Da 5’9)のユニットPRhyme(プライム)の2ndアルバム。 特に前知識なしにネットで視聴してよかったので買ったのですが、さすがDJ…

 宇多田ヒカル/初恋

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「Fantôme」に続く、宇多田ヒカル7枚目のフルアルバム。 前作の「Fantôme」は、椎名林檎や小袋成彬、KOHHとのコラボレーションと、母親の藤圭子を亡くしたことからくる仏教的とも言っていいような歌詞が印象的なアルバムでした。 それを受けて、今作では歌詞…

 チャットモンチーのラストアルバムによせて

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チャットモンチーのラストアルバムの「誕生」のレビューを書くつもりだったのですが、あんまり個々の楽曲を語る気になれないので、今回のアルバムを聴いてチャットモンチーの解散について思ったことを少し書いておきます。 楽曲を語る気にはなれないと書きま…

 The Magic Gang/The Magic Gang

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まずは下のジャケ写を見て欲しいのですが、本当に冴えない。「高校の卒業アルバムから冴えない男子を4人選んできました」という感じです。 そんな冴えないジャケ写がインパクト大なこのアルバムは、イギリスのブライトン出身の4人組The Magic Gangの1stアル…

 Car Seat Headrest/Twin Fantasy

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The Libertines+Destroyer? この2つのバンドを知っている人は「何を言ってるんだろう?」と思うかもしれませんが、このアルバムの2曲目の"Beach Life-In-Death"を聴けば、少しはその感覚がわかってくれるかもしれません。 やや投げやり気味ながら色気のあ…

 Young Fathers/Cocoa Sugar

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TV On The Radioが好きな人はぜひ!というバンド。ブラックミュージックのリズムが非常なタイトな形で再編成されていて、初期のTV On The Radioを思い出させます。 最近の音楽事情に疎くて、今回の3rdアルバムで初めてその存在を知ったのですが、これはいい…

 Vance Joy/Nation Of Two

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オーストラリア出身シンガーソングライターVance Joy(James Keogh)の2ndアルバム。前作「Dream Your Life Away」がなかなか良かったのですが、今作も順調に音楽の幅を広げている感じで良いですね。 基本的にはギター中心で、オーソドックスといえばオーソ…

 Rhye/Blood

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カナダ出身のMike Miloshと,デンマーク出身のRobin Hannibalによるユニットの2ndアルバム。 一瞬、女性ボーカルかと思わせるハイトーンなボーカルと、静謐なようでいてダンスミュージックぽさを残している曲調は1stと変わらずで、基本的には1stの世界観を維…

 Alvvays/Antisocialites

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カナダの女性2人、男性3人編成のバンド、Alvvaysの2ndアルバム。この表記でオールウェイズと読ませます。 2014年の1stはなかなかよかったのですが、なんとなく「1stが最高傑作になるバンドなのかな」と思い、去年発売の2ndをスルーしていたわけですが、聴い…

 2017年ベストアルバム

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今年は後半になって「チャットモンチーが来年で解散」というニュースと、「ふくろうずが突然解散」というニュースが飛び込んできて、「これから邦楽は何聴いていけばいいの?」ムードになっている状況ですが、それでも時代はまわるということで2017年のベス…

 Syrup16g/delaidback

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Syrup16gのアルバムは今までライブなどで演奏されていなかったもののCD化されていなかった楽曲を集めたもの。古い曲では20年近く前の曲もあるようです。 自分はシロップのライブに1回しか行ったことがないので(ベストアルバムの「動脈」、「静脈」が出たこ…

 Sufjan Stevens, Bryce Dessner, Nico Muhly & James McAlister/Planetarium

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スフィアン・スティーブンスにThe Nationalのブライス・デスナー、作曲家として知られるニコ・ミューリー、スフィアン・スティーブンス作品にも参加するドラマー、ジェームス・マカリスターによるコラボレーション・アルバム。 70分を超えるアルバムで、比較…

 Stars/There Is No Love In Fluorescent Light

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Stars、9枚目のアルバム。前作の「No One Is Lost」が2014年なので3年ぶりになりますね。 ちなみにリリースはバンドの公式からのメールで知ったのですが、Amazonで確認してみたらMP3バージョンが10円。基本的にStarsのアルバムはすべてCDで買っていたのです…

 Loney Dear/Loney Dear

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00年代で3本の指に入るアーティストくらいに評価しているるスウェーデンのEmil SvanängenのプロジェクトLoney Dearの久々のアルバム。前作の「Hall Music」が2011年なので6年ぶりですね。 今回のアルバム、1曲目の"Pun"も2曲目の"Humbug"もメロディ的には今…

 The National/Sleep Well Beast

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The Nationalの7枚目のアルバム。The Nationalは3枚目の「Alligator」から聴いていますが、今までの彼らの総決算的な作品でもあり、10年代の新しいロックを切り拓く傑作。 まず、とりあえず2曲目の"Day I Die"を聴いてほしいわけですが、複雑なドラムの鋭い…

 ふくろうず/びゅーてぃふる

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偏愛の対象であるふくろうずのニューアルバム。 今回のタイトル「びゅーてぃふる」もOKとは思えないけど、前作の「だって、あたしたちエバーグリーン」よりは恥ずかしくないと思う。 そして、今回のアルバムが今までと違う点は1曲目、2曲目にそれぞれシン…

 The Raveonettes/2016 Automized

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The Raveonettesの8枚目のアルバム。The Raveonettesは2003年にデビューしたデンマーク出身の男女二人組ですが、息が長い。個人的にこれだけ長期間アルバムを買い続けているバンドはあんまりないですね(RadioheadとかTravisくらいか?)。 これは彼らの音楽…

 Oh Wonder/Ultralife

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Oh Wonderはイギリスの男女デュオでこれが2ndアルバム。今作で初めて知りましたが、男女デュオ好きとしてはこれは素直にいいかんじだと思います。 男女デュオというだけで変化が出るしポップさも倍増だと思うんですけど、なぜか日本だとあんまり流行らないで…