Daughter、7年ブルのニューアルバム。途中で、ボーカルのエレナ・トンラのソロであるEx:Re名義のアルバムはありましたけど、Daughter本体は本当に久々ですね。
そして、期待通りにいい。
Ex:Reのアルバムも良かったですが、やはりDaughter本体になると、イゴール・へフェリのギターが加わってさらに良い。
3曲目の"Party"の曲調に対して妙に明るくオーソドックスな感じのするギターを合わせてくるのもいいですし、4曲目の"Dandelion"の後半のギターに電子音を合わせてくるところとかは最高ですね。
一方で5曲目の"Neptune"のように前半はずっとエレナ・トンラのボーカルで押せるような構成でもいけるのがDaughterの強み。
7曲目の"Junkmail"のささやくような歌い方も聴かせますし、つづく"Future Lover"も、サビの部分はボーカル、ギター、ドラムがそれぞれシンプルでありながら、合わさると聴かせますね。
10曲目の"Isolation"の抑えた感じもDaughterならでは。そして、ラストの"Wish I Could Cross the Sea"のうねるような感じのバックミュージックもよくて、満足のフィニッシュ。
待っていた甲斐のあったアルバムでした。