リアン・ティーズデールとヘスター・チャンバースからなるUKの女性二人組のバンドのデビューアルバム。
音はスカスカ気味でローファイな感じで、特に複雑なことはやっていないんですけど、メロディと二人のボーカルがいいですね。
ちょっとやさぐれた感じのボーカルなんですけど、これがやや投げやりな感じに聴こえつつも決めるところはしっかりと決めているサウンドとがっしりハマっています。
アルバム全体のアクセントもついていて、立ち上がりはややスカスカ気味ながら3曲目の"Angelica"では轟音ギターを入れてきたり、つづく4曲目の"I Don't Wanna Go Out"はノスタルジックにまとめ、つづく5曲目の"Wet Dream"はやや尖ったものを聴かせてくるなど変化があります。
8曲目の"Ur Mum"ではシャウトが入ってちょっとパンクっぽくなりますし、ラストの12曲目の"Too Late Now"も終わり方としてはいい感じですね。
絶妙なバランスで成り立っているバンドなので、2nd以降はどうなるのか?というのはありますが、とりあえずこのデビューアルバムはいいんじゃないかと思います。