The Raveonettesの7枚目のアルバム。1stからこんなにずっと買い続けているバンドは実はこのThe Raveonettesくらいかも。
もはや何か全く新しいことをやるわけではないんですが、The Raveonettesにはシューゲイザー、50〜60年代のアメリカのオールディーズ、エレポッポの3つくらいの引き出しがあって、毎回、それをうまく組み合わせて、さらにポップな感じとダークな感じを取り混ぜてくるので、毎回それなりに楽しめる。
このアルバムも冒頭の"Endless Sleeper"がややダークな感じなんで、それで行くのかとも思いますし、実際にThe Raveonettesのアルムの中ではややダーク気味なのですが、そのダークさもロックっぽいダークさもあれば、4曲目の"Wake Me Up"のようなエレポップっぽいダークさもある。
また、7曲目の"The Rains of May"の前半なんかはとことん甘く仕上げていまし、逆につづく"Kill!"はハードなギターを入れています。その次の9曲目の"When Night Is Almost Done"は、男女のツインボーカルを活かした、いかにもThe Raveonettesな曲。
他にも3曲目の"Killer in the Streets"の一節のバックで鳴るホーンのようなギターも面白いですし、細かい技も効いています。
相変わらずのThe Raveonettes節ではあるんですが、相変わらず好きですね。
Pe'ahi
Raveonettes