アルバム「Punisher」が素晴らしかったPhoebe Bridgers、「なかなか次が出ないなー」などと思っていたら、知らぬ間にboygeniusというバンドを作ってアルバムを出していた。音楽雑誌とかを読まなくなると、このあたりが抜けますね。
そして、このアルバムも素晴らしい。去年聴いていたら間違いなく去年のベスト3には入りましたね。
Phoebe Bridgersとさらに2人の女性、Julien Baker、Lucy Dacusによるバンドなのですが、メロディもいいし、それぞれの声もいい。
3曲目の”Emily I'm Sorry”はいかにもPhoebe Bridgersっぽい曲で、4曲目の”True Blue”はゆったりとした中に力強さも感じられるハーモニーが楽しめる曲、5曲目の”Cool About It”は最低限の伴奏に歌声が映える曲で、非常に良い流れで進んでいきます。
この流れを踏まえたうえで6曲目の”Not Strong Enough”はシングルっぽい派手さのある曲。後半の大サビ的な部分からも盛り上がりは文句なしにいいですね。
後半もそれぞれ特徴があって聴かせる曲ですが、このアルバムは前半の流れが特に良いですね。
それでも、ラスト前の”Anti-Curse”でもう1回盛り上がります。”Not Strong Enough”ほどではないですが、ここで1度盛り上げておいて、ラストの”Letter To An Old Poet”はきれいなだけかと思いきや力強さもある曲。
アルバムの最後もいい感じで締めていると思います。