まずはMichael Kiwanuka / KIWANUKA。
2016年のベスト1にこのMichael Kiwanukaの「Love & Hate」をあげたことからも、今作も非常に期待して、早くからAmazonでCDを予約していました。
が、届かない…。
結局、12/24のクリスマス・イブまでまってAmazonから注文キャンセルのメールが届くという悲しい展開で、この前ダウンロードしました。
で、今Amazonみたら普通にCDあるじゃん…。デラックス版を注文してたのか?
というわけで、まだそんなに回数聴いていないんですが、これはいいのではないでしょうか。ちょっとレトロな感じの音ではあるんですけど、ドラムはシャープですし、1つ1つの楽器にこだわりを感じさせます。もちろん、Michael Kiwanukaの歌もいいですし、曲も前半はやや弱く感じますが、後半が充実しています。
特に8曲目の"Hero (Intro)"から"Hero"〜"Hard to Say Goodbye"〜"Final Days"の流れは素晴らしい! "Hero"のリズム感とギターのカッティング、そしてラストの盛り上がりは圧倒的なかっこよさですし、つづく"Hard to Say Goodbye"ではゆったりとスケール感のある歌を聴かせ、"Final Days"はヒップホップのトラックのような感じで始まって、ちょっと複雑なリズムをバックに情感たっぷりに歌い上げるといった形で、ここの流れが非常によい。
やはり良いアルバムだと思います。
つづいてKanye West / JESUS IS KING
これも発売日にダウンロードしようとしたら延期になり、よくわからないうちに出ていたために、聴くのが遅れました。
ジャンルはゴスペルになったのかな? という感じですが、前作の「 ye」の中でもピカイチだった"Ghost town"もジャンル不詳の曲でしたし、個人的には今作もそんな印象を受けました。
今作の特徴は1曲1曲の短さで、11曲収録されているものの2分前後の曲が多く、トータル27分ほどです。だからやや物足りない面もあるのですが、個々の曲の音の使い方には流石と思わせるものも多いです。
2曲目の"Selah"のインパクトのあるドラム、8曲目の"God Is"の後半で力強い歌声のバックに入ってくるちょっと抜けたような電子音(?)なんかは非常にうまいと思います。そして10曲目"Use This Gospel"の最後に入ってくる Kenny Gのサックスも当然のようにかっこいい。
5曲目の"On God"あたりはカニエのラップも全編に渡って入っており、昔からのファンも満足する曲ではないかと思います。
ただ、やはりアルバムとしては曲の短さもあってやや物足りない面は残る。