2018年にリリースされたアルバム「Cocoa Sugar」が素晴らしかったYoung Fathersのニューアルバム。自分が聴き始めたのは前作からですが、今作が4枚目のアルバムということです。
スコットランドのエディンバラで結成されていますが、メンバーの3人のルーツはスコットランド、リベリア、ナイジェリアとバラバラ。メンバーの2人が黒人で、ブラックミュージックっぽさはもちろんあるのですが、特定のジャンルなりスタイルに囚われていないのが魅力でしょう。
冒頭の"Rice"〜"I Saw"〜"Drum"と、ブラックミュージックっぽさと、ワールドミュージックっぽさと、ポップス的なメロディーが融合したようなYoung Fathersならではの世界を聴かせてくれます。
とりあえず"Drum"を聴いてみてください。
こんなふうにジャンル分けしがたい曲が並んでいます。また、1曲の中でも表情が変わっていくものこのバンドの特徴と言えるでしょう。
7曲目の"Ululation"なんかは、日本のお祭り的にも通じるような、お祭り的なフレーズとコーラスが印象的です。
あとはラストの"Be Your Lady"がいいですね。途中から電子音のリズムが入って祝祭感が強くなって、一回落ち着いてからもう1階へ祝祭へという感じで、これはいい曲ですね。