The Antlersはニューヨークのブルックリン出身のインディー・ロックバンド。2006年デビューで、これがおそらく6枚目のアルバム。
派手さはないものの、じわじわと盛り上げてくるような曲が得意なバンドなのですが、今作でも静かに、そして同じメロディをループさせながらじわじわときますね。
聴いたことのない人にこの感じを言葉で説明するのは難しいので、興味をもったのであれば、次の"Stubborn Man"のMVをみてみてください。
基本的にサビ的な部分では、ギターとピアノで同じようなフレーズの繰り返しが続くのですが、この繰り返しに何とも言えない味がある。
このパターンは8曲目の"Green to Gold"でも繰り返されているわけですが(ピアノは入らずギター中心)、
3曲目の”Solstice”のようにストリングスなども入れながらもう少しにぎやかに盛り上げていく曲もありますが、あまりスケール感を追求せずに、一定の空間を静かに満たしていくような感じが、このThe Antlersの特徴ですかね。
派手さはないですが良いアルバムだと思います。